記事の内容
- ドイツ語のおすすめ中級単語帳を紹介
- 中級単語帳を選ぶコツ
- 大学院入試を受ける方へ
ドイツ語中級単語に進む前に
以前の記事()ではおすすめの初級単語帳についてご紹介いたしました。
今回はその続きとしてドイツ語におけるおすすめの中級単語帳をご紹介しようと思います。
しかしながら、その前に確認しておかなければならないことがあります。
それはしっかりと初級単語帳を終わらせることができたかどうかです。
というのも、初級単語を中途半端に終わらせて先に進むのは危険だからに他なりません。
初級単語はドイツ語学習において基本となるものです。
文法の例文でも基本的には初級単語が用いられ、ドイツ語読解を学ぶ上でも殆どがこの初級単語を覚えていないと読むことができません。
特に読解の場合、難しい単語もたくさん出てくるのに、初級単語をいちいち調べていたらいくら時間があっても足らなくなってしまいます。
ですから、まずは初級単語をしっかりとマスターすべきなのです。
どんどんと難しいものへ挑戦したいという気持ちはやる気があって大いに結構なのですが、しっかりと自分の立ち位置を確認しながら学習を進めるようにしましょう。
大学院を受験するなら中級単語の学習は必須
さて単語帳を探している人の中には大学院入試で利用しようと考えている方もいらっしゃることでしょう。
大学院入試で必要なドイツ語の単語レベルとしては中級レベルは必須と言えます。
私自身、東京大学をはじめ、一橋大学、早稲田大学と大学院を受験しました。
その経験から言わせていただければ、やはり初級単語レベルでは厳しいと言わざるをえません。
また大学院に入ってドイツ語を使う場合も、中級単語まで取得しておいた方がスムーズに研究に取り組むことができます。
語学の基本は文法と単語です。
単語を疎かにしていては大学院への合格は難しいですし、海外論文を読むのは不可能です。
大学院に進学したいと考えている方は、大学院入試までに中級単語を終わらせることをおすすめします。
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ドイツ語中級単語帳を選ぶコツ
ドイツ語の中級単語帳を選ぶ時に気をつけるべきポイントはいくつかあります。
それはレイアウトの見やすさだったり、掲載されている単語の意味数だったりします。
というのも、レイアウトが自分に合っていないと勉強がなかなか捗りませんし、一語一義の単語帳では多義語に太刀打ちできないからです。
しかしながら、私が1番注意すべき点として挙げたいのは「単語数」です。
なぜなら、ドイツ語の初級単語を終わらせた方はやる気に満ち溢れており、「どんどんと次は進もう」「難しいものにチャレンジしよう」と考えるからです。
もちろん、やる気があることは悪いことではありません。
ですが、語学において初級から中級に進む際、一気にその難易度が上がります。
これまで英語などから類推できていた単語が全く類推が効かなくなっていくのです。
したがって、中級単語に取り掛かる時にやる気があって単語数の多い単語帳に手を出したが、結局やり切ることができず、ドイツ語の勉強自体をやめてしまった、なんてことになりかねないのです。
自分が単語数が多くてもコツコツ積み重ねることができるタイプか、あるいは飽き性だから少ない単語数をこなして達成感を味わいやる気を出すタイプかを見極める必要があります。
単語帳を選ぶ前にまずは自分がどちらのタイプであるかを考えてみてください。
ドイツ語でおすすめの中級単語帳
ではここからはドイツ語でおすすめ中級単語帳をご紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するものはどれもおすすめの単語帳となります。
参考書ごとにその本の特徴を記しますので参考にしていただけたら幸いです。
それでは参ります。
ドイツ語重要単語4000
ドイツ語で中級単語を学ぶスタンダードといえば「ドイツ語重要単語4000」です。
初級の単語を復習しつつ、中級レベルの単語までカバーすることができます。
単語数も4000とちょうどよく、初級単語を終わらせた人にピッタリの参考書と言えます。
abc順に並べられた単語は、意味も複数あればその分だけ例文ががあります。
また重要単語は赤文字で示されているため、先に重要単語から潰していくのもいいでしょう。
コンパクトでレイアウトも見やすいためすべてのドイツ語学習者におすすめの単語帳です。
なお大学院入試でドイツ語を利用しようと考えている方はこの単語帳まで終わらせるのが吉です。
実際、私はこの単語帳を利用して大学院に合格しました。
ディアロークで身につけるドイツ語単語4000
日常生活の場面ごとに沿って単語を覚えることができるのが『ディアロークで身につけるドイツ語単語4000』です。
したがって、ドイツ語会話を勉強したいと思っている方におすすめの単語帳となります。
単語数も4000と中級単語を学ぶ方にはちょうどいい数と言えます。
この参考書の最も良い点は例文の数が多いことです。
日常の何気ない会話で例文が構成されているため、暗記すればすぐに会話で使うことができます。
発音もはベレ出版のホームページに行けば無料でダウンロードすることができるのも◎です。
レイアウトはサンプルページ(ベレ出版ホームページ)で観ることができますが、非常にシンプルに纏まっています。
こちらも多くの人にとって使いやすい参考書になりますので、レイアウトがご自身に合うようでしたら是非手にとってみてください。
例文で学ぶドイツ語中級単語帳
今売れている中級単語帳でおすすめなのが『例文で学ぶドイツ語中級単語帳』になります。
今現在(2021年11月24日現在)、 Amazon 売上ランキング一位を記録している電子書籍になります。
また Amazon Kindle Unlimited に入っていれば無料で読むことができる単語帳です。
見出し語の他に関連語や派生語が掲載されており、語と語を関係づけながら頭にいれることができます。
加えて、キンドルにはフラッシュカード機能が付いているため、簡単に単語帳を作ることができるのです。
しかしながら、如何せんレイアウトが白黒だったりと単純すぎて見にくく感じてしまう可能性があります。
適宜自分でマーカーなどを引っ張って使いやすく工夫するようにしましょう。
電子書籍でドイツ語を学ぶ
⇒Amazon が提供している電子書籍読み放題サービス。30日間無料、月額980円(税込)で利用可能。単語帳以外の参考書も読み放題。
中級単語まで終われば読めるものが増える
ここまでドイツ語でおすすめの単語帳をご紹介してまいりました。
今回ご紹介した単語帳はどれを選んでも力がつくこと間違いなしです。
是非ご自身のペースで取り組んでいただけたらと思います。
さて、これからみなさんは中級単語の勉強をなさっていくことと思いますが、この中級単語をしっかりと覚えることができれば、さまざまなものが読めるようになります。
新聞や小説などはもちろんのこと、研究書や論文だって読めるようになるのです。
中級単語が終われば、ドイツ語の世界は大きく開かれるのです。
たしかに、単語学習は地味な作業になります。
ですが、その地味な作業を終えた後は好きなものを好きなように読むことができるようになるのです。
是非将来の自分を想像してみてください。
その未来はもう手が届くところまで来ています。
挫けず自分のペースを守って日々の学習を頑張ってください。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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