記事の内容
- 私が太ってしまった理由
- どのようにダイエットをしていけばよいか、というダイエット戦略
太り続けた東京生活とダイエットの決意
過去の栄光
中学時代は運動部にいたため、高校時代は特にご飯を多く食べたりはしなかったため、その6年間は誰が見てもスリムな体型を維持していました。
当時の体重は51から55キロぐらいだったと思います。
中学で運動をやめてもその体重が維持できていたのは、若さゆえの基礎代謝の高かさだったのか、はたまた今と異なりお酒を飲むことがなかったからなのかわかりませんが、とにかく痩せていました。
だから高校時代の私は、自分が太るということなど全く考えられませんでした。
旨すぎるラーメン
しかし、受験勉強のために上京したそこに罠がありました。
浪人をした1年で体重は10キロ以上も増え、久々に会った地元の友人に驚かれてしまうまでに。
太った原因は、あきらかに豚骨ラーメンの食べすぎでした。
それまでラーメンをあまり食べてこなかった反動もあったのか、星の数ほどある東京のラーメン屋にどハマりしていきました。
こうして私は予備校の近くにあったラーメン屋に、下宿先の近くにあったラーメン屋に、名店と呼ばれる各地のラーメン屋に、お金が続く限り、足繁く通い続けました。
語り明かした夜の数だけ酒が溜まる
受験期のラーメン生活は大学に入学しても続いていました。
それに加えて、大学入学後、サークルに入るとお酒を飲む機会が多くなり、飲食系のバイトに就くと、食事の回数も量も各段に増えていきました。
大学生活も終盤になり、気付いたら80キロ代後半をうろうろすることに。
自分なりに太った理由を分析するなら、ラーメンとお酒。この二つが私の身体の大部分を構成し、ひたすらに脂肪を蓄積せていきました。
つまり、友人とお酒を飲んでは締めのラーメン。そして朝起きてラーメン……。この絶対勝利(?)の方程式がひたすらに私を太らせ続けたのでした。
痩せる決心、いや覚悟
皆さんもこうした方程式に心当たりはないでしょうか?
ラーメンやお酒でなくても、自分の好きなものを日々、ついつい口元に運んでしまってはいませんでしょうか?
自分は「普通の人」であったならすぐに気づくこの方程式を真剣に考えた時、なんとも言えない不安感が込み上げてきました。
これまでは真剣に考えたことがなかったので、痩せようと思えばいつでも痩せられるだろうとタカを括っている節がありました。
君はそのままが君らしくていい、そう言ってくれる人も多くいました。
しかし、ただでさえ座って研究をしている身。
年齢を重ねて基礎代謝が落ちてくると、もう昔のようなスリムな体型にはもどれないのではないか?
「昔はスリムだった」という過去の栄光にすがり付いて、もう来はしない栄光を遠い目で眺め見るのか?
そんなことが頭をよぎるようになりました。
やるなら今しかない。今痩せれなければもう痩せることはない。そう思うようになり、ついに一念発起し、ダイエットを実行に移すことに致しました。
私は今もなおダイエットの途中であり、またダイエットを行うにあたって、ジムに通ったりは一切しておりません。
すべて独力で行っています。
2019年10月1日から本格的にダイエットをスタートをし、4ヶ月弱経った現在、88キロでスタートした体重は71.8キロ(2020/1/24現在)まで減らすことができたのです。
ダイエットに関係する情報は多彩を極めており、様々な方法が氾濫しています。
ここまでの道のりの中で、私も様々なダイエットを試してみました。
そんな私が取捨選択を繰り返し、効果があったものをまとめながら、自分が行っている方法などをこれから紹介していきたいとおもいます。
今回は、ダイエットをするにあたっての心構え、あるいはその戦略についてお話ししたいと思います。
ダイエットはメンタル面も大事です。無理なく痩せるための戦略を4つに要点を絞って解説していきたいと思います。
一番大事なのは「方法」よりも「動機」
正直なところダイエットは、健康を損なわず、しっかりと痩せることができれば、どんな方法を使っても問題ないと個人的には思っています。
つまり、「正しい方法」ではなく、自分に合っている方法と出会うことが重要になってきます。
したがって、たしかに「方法」ももちろん大事なのですが、それ以上にダイエットを継続していく上で「動機付け」「モチベーション」が非常に大事になってきます。
ダイエットをしたことがある人なら、共感してもらえると確信しておりますが、動機が明確になっていないと、もっと言えば、心の底から「痩せたい!」と思っていないと、絶対にダイエットは成功しません。
痩せている時はいいですが、途中でほぼ必ずといっていいほどやってくる停滞期で力尽きてしまいます。
だからこそ自分は「なぜ痩せたいのか」を明確にする必要があります。
それは一般的にみて、たいした理由でなくても構いません。
彼氏/彼女が欲しい、夏に海に行きたい、昔着ていた服が着れるようになりたい……。なんでもいいです。
まずはダイエットを始める前にしっかりと考えてみてください。
絶対にダイエットは自分の思うようにはなりません。落ちて欲しくても体重が落ちなかったり、ついつい暴飲暴食をしてしまったりすることだってあります。
その時、しっかりと心に秘めた動機があるなら、あらゆる困難な状況に陥っている自分を許してあげることができ、再度目標に向けてダイエットに取り組んでいくことができます。
自分を知り、カロリー計算をする
動機付けが終わりましたらまず、自分のだいたいの基礎代謝と総消費カロリーを知りましょう。
計算機はネットにいくらでもありますから、お好きなものを使っていただければ大丈夫です。ちなみに自分は、こちらのサイト(リンク先:「Ke!san」様)の計算機を使わせていただいておりました。
順に簡単に説明いたしていきます。
基礎代謝量とは、なにもしなくても消費されるカロリーのことです。これは筋肉量などが関係してきますが、自分の身長と体重からだいたいの数値を調べることができます。
簡単に言えば、家でずっとごろごろしてても勝手に消費してくれるカロリーです。
続いて、総消費カロリー量とは人によって異なってくる値で、その人の活動量に依存します。
つまり、1日中ゴロゴロしている人と、外で運動したり仕事をしている人とでは、この数値は異なってきます。
この二つがまず重要ですが、とりあえずは総消費カロリーさえしっかり把握できていれば問題ないでしょう。
なぜならば、この総消費カロリーよりも総摂取カロリーが少なければ、体はどんどんと痩せていくからです。
つまり、総消費カロリーと総摂取カロリーの差の分だけ痩せていくのです。
ではどれだけの差で人は痩せるのでしょうか?
有名な話ですが、人間は1キロの脂肪を燃焼するために7200キロカロリーが必要です。
つまり、7200キロカロリーのものを体に入れなければ、1キロ痩せる計算になります。
もちろん、人間の身体は単純なものではないので、あくまでも目安の数値ですが、これを基準にして、一週間のうちに食べるものを考えるとよいでしょう。
継続するために好きなものは我慢しない
さて、ダイエットを始めるようと思っている皆さんの中には、自分が好きな食べ物や飲み物はどうしたらいいものか、と考えあぐねている人もいることでしょう。
この問題は非常に重要なことだと思います。
私は上述の通り、他人が引いてしまうほどラーメンとお酒が大好きです。
だからこそ、私はダイエットを始める前に、回数こそ控えるけれども、この二つは絶対にやめないと考えました。
なぜなら、これまで禁欲的なダイエットをした結果、ダイエットが終わった時、ないしその途中で反動がやってくるからです。
やはり好きなものは食べたいですし、飲みたいです。
もちろん、単純にダイエットをするだけなら、お酒もラーメンも必要ありません。
たまに言う人がいますが、脂肪が筋肉に代わることはありえないからです。
好きなものは、これまでの人生において、皆さんが培ってきたその人なりの世界の切り取り方(世界の見え方)です。
自分の部屋をみてもらえばわかるように、自分の周辺には自分の好きなものが並べられているはずです。
もし自分の好きなものが失われてしまったのならば、途端に世界の色は薄れて見えてしまい、つまらないものに感じることでしょう。
食べること、飲むことだってそれと同じなのです。過剰な禁欲は「つまらなさ」を増大させ、その結果、リバウンドを引き起こすのです。
また、好きな食べ物や飲み物を手放さないことは、目標の体重に到達してからも意味があります。
ダイエット中にも好きなものを食べたり飲んだりすることで、それらと適切な距離をとることができるようになるのです。
つまり、これくらいなら食べても大丈夫だな、という線引きが上手にできるようになるということです。
お酒やラーメンといった自分にとっての大好物は、ダイエットをする上では不要ですが、ダイエットを継続していくためにはとても重要なことです。
ダイエットは、目標体重になったからといって終わりではありません。
再びラーメンとお酒を毎日繰り返していたら、これまでの努力も水の泡となってしまいます。
だからこそ、再び体重が増加しないように、ゆるい意味でダイエットは継続していかねばならないのです。
好きなものとの距離をしっかり見定めておくことが、後々まで重要な意味をもつことになってきます。
だからこそ、ある程度は好きなものを食べることを自らに許しつつ、カロリー摂取を抑えていくことが大事といえるでしょう。
飲み会や食事会はその前後で調整
上述しましたように、私はお酒もラーメンも、回数こそ少なくしましたが、やめることはありませんでしたし、今もなおやめることなくダイエットを行っております。
だからこそ付き合い方が大事になってきます。
まず私は、お酒とラーメンは友人との飲み会などの日以外はやめようと決心しました。
私の場合、毎週誰かしらと飲む機会があったからです。
これは人ぞれぞれで決めてしまっていいと思います。ダイエットは精神面が非常に大事になってきます。ダイエットをしている自分に対するご褒美として、好きなものを食べて飲むことも大事な大事なダイエットの一環です。
例えば、金曜日に仕事の疲れを癒すために飲むでもいいですし、土日に普段行くことができないラーメンを食べるでもいいと思います。
そして、飲み会やラーメンを食べる日が決まったなら、その前後の日のどちらかはいつもより摂取カロリーを少なめにして調整します。
やはり、飲んでいるとおいしいものも食べたくなりますし、いちいちカロリー計算をしようなんて思わなくなりますよね。
自分も結構ずぼらで飲んでいると、なにをどれくらい食べたかなんて忘れてしまうことがしょっちゅうです。
だからいっそのこと、その飲み会はたっぷり楽しんで、前日ないし翌日にカロリーの調整をすることで対処していました。
たしかに一時的に体重は増加してしまいますが、しっかりとカロリーを抑えてあげることで体重もすぐに飲み会前の数値まで戻すことができました。
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最後に:まとめ
ダイエットはメンタル面が非常に重要です。
だからこそ、自分がなぜやせたいのかという動機をはっきりさせて、絶対にくじけないように見定める必要があります。
しかし、それだけでは人間難しく、やはり適度に自分の好きな食べ物や飲み物も許してあげることがダイエットを成功させる秘訣となります。
友達と飲みにいき、「少し痩せた?」という言葉で嬉しくなり、翌日からのダイエットも頑張ろうと、気持ちを新たにする。
こんなこともしばしばです。
もちろん、ダイエットだけを考えるなら、お酒やラーメンの回数はできるだけ少なくしたほうがいいです。
しかし、一緒に飲みに行った友人の一言からやる気をもらうことだってあるんです。
そして、ダイエットをずっとやっていると、食べてしまうことに対する罪悪感のようなものがでてきてしまいます。
これはまた別の記事で書きますが、ダイエットは食べることもその一環ですので、適度に楽しむ気持ちを忘れないで、無理なく行っていくことが最も肝要なのだと思います。
まずは動機付け。そして基礎代謝に総消費カロリーを知ることから始めましょう。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。