記事の内容
- コロナ禍という特殊状況下でのダイエット
- ダイエットをする前に考えるべきこと
- コロナ禍におけるダイエット方法
- ダイエットは今がチャンス?
一変した生活
コロナウイルスの出現によってわたしたちの生活は一変しました。
これまで当たり前にできていたことが、今や全くできなくなってしまっているのです。
これはダイエットにおいても当然当てはまります。
普段当たり前に行くことができていたジムにも行くことができなくなっているのですから。
しかし、家に居続けるということはどうしても運動不足になりますし、ついつい過食してしまいがちです。
こうしたことから、家での自粛中に以前よりも太ってしまうということもありうるでしょう。
とりわけ、これまでダイエットに取り組んでこなかった人にとって、どのようにダイエットを行っていくかは重要な問題になります。
誤った方法でダイエットをしてしまったならば、逆に太ってしまうからです。
しかも、コロナ禍という特殊な状況の中にいるのですから、なおさらどういったダイエットをするかが大事になってきます。
そこで今回は私自身のダイエット経験を踏まえた上で、コロナ禍におけるダイエットについてお話ししたいと思います。
しっかりと栄養をとろう
まず大前提として話しておくべきことがあります。
こういった新型ウイルスに対して、もっとも有効な対策は栄養をとることです。
当たり前のことですが、免疫を高めることは病気にならないための方法の1つです。
その免疫を高めるためには、栄養をとらなければなりません。
しかしながら、ダイエットはある意味でこれとは逆になりがちです。
というのも、栄養をとるための食事を制限しなければならないからです。
ダイエットにおいて不足しがちな栄養素とされるのは、①食物繊維、②カルシウム、③鉄分、④ビタミン群とされています。
この中でも、免疫に関係してくるのは①食物繊維と④ビタミンになります。
大腸の免疫をつかさどる「酪酸産生菌」は、細胞間の小さな隙間にウイルスが侵入しないための粘液をつくってくれます。
この「酪酸産生菌」を増やすために必要なのが水溶性の食物繊維に他なりません。
この水溶性の食物繊維はなかなか摂取することが難しく、ダイエットにおいても不足しがちになります。
また④ビタミンに関しては、ビタミンCを摂取することで免疫力を高めてくれますし、ビタミンEを取ることで抗酸化作用を高めてくれます。
しかしながら、食物繊維同様にダイエット時には不足しがちになってしまう栄養素なのです。
以上からダイエットを行うと栄養が不足して免疫が下がってしまう可能性があります。
ですから、コロナ禍におけるダイエットではこれらの栄養素をしっかりと取るように心がける必要が出てくるのです。
まず水溶性の食物繊維は、海藻や根菜類、そして納豆によってとることができます。
とりわけ私がお勧めしたいのは、オートミールです。
詳しくはこちらの記事(ダイエットに必要不可欠!?おすすめのダイエット食材「オートミール」)に書いてありますが、オートミールは非常に栄養価の高い食べ物です。
食物繊維が 100g あたり 10g 含まれており、そのうち 3g が水溶性の食物繊維です。
ビタミンやミネラルも豊富ですし、便秘解消に効果のあるマグネシウムも多く含まれているため、積極的に摂取すべき食材と言えるでしょう。
ビタミンに関してはなにより、ブロッコリーがオススメです。
ビタミンCが豊富なだけでなく、ビタミンEも取ることができます。
他にもレンコンを食べることで、食物繊維の他にビタミンCも取ることができるのでお勧めです。
ダイエットをすると多くの人は栄養不足になりがちです。
栄養不足になれば免疫が下がってしまい、コロナウイルスだけでなく、様々な病気にかかりやすくなってしまいます。
ですから、まずはしっかりと食べることを心がけましょう。
コロナ禍でもダイエットをしたいのであれば栄養のあるものを食べることがまず大前提なのです。
コロナ禍におけるダイエット
食事制限
ダイエットをするためには、なにかを制限する必要があります。
とりわけ、1番制限をすることで結果が出やすいのが「食事制限」です。
しかしながら、誤解しないでいただきたいのは、食事制限は食べないようにすることではないということです。
食べないダイエットは栄養不足になるだけではなく、痩せない原因にもなってしまいます(参考:ダイエットの時こそしっかり食べましょう。食べないダイエットは間違いです!)
ですから、しっかりと食べながら、かつ痩せることが理想なのです。
ではこれを実現するためにはどうしたらいいのでしょうか?
世の中にはさまざまなダイエットがありますが、私がなにより1番オススメしたいのがインターミッテントファスティングです(参考:【プチ断食】最強のダイエット方法:インターミッテントファスティング【半年で-20キロ】)。
このダイエットは食べる時間を8時間に設定し、それ以外は食べないようにするダイエットです。
簡単に言ってしまえば、その日の食事を2食にすることで食べる量を減らすことができるダイエット方法なのですが、その2食はしっかりと食べることができます。
これによって免疫を下げないこととダイエットが両立可能になるのです。
私はインターミッテントファスティングによって、半年で約20キロのダイエットに成功しているのですが、とくに栄養不足になることなく健康的に痩せることができているのです(参考:【2020年4/11〜4/17】第十二回:ダイエット最前線!経過報告【痩せた? 太った?】)。
もちろんこのダイエット方法はあくまでも一例です。
が、行うことが非常に簡単なダイエットですので、まだ試したことのない人は是非チャレンジしてみてください。
ストレスを溜めないことも大事
ダイエットにおいてもっとも恐ろしい敵のひとつに「ストレス」があります。
あまりにも自分の好きなこと、好きなものを抑えすぎてしまうと、どんどんとストレスが高まってしまい、暴飲暴食に走ってしまう可能性も高まります。
コロナウイルスの蔓延によって自粛しなければならず、外へなかなか遊びに行くことができない現状、鬱屈としてしまいいたずらにストレスを抱え込んでしまいがちです。
ここにダイエットによる制限が加わるならば、そのストレスたるや計り知れないものになるでしょう。
したがって、このストレスをうまく緩和してやる必要があるのです。
緩和してあげる方法は2つありますが、コロナウイルスという目に見えないものを相手しながらダイエットをする関係上、実質的に1つと言えます。
というのもその方法とは、自分の好きなものや好きなところに行ってストレスを解消するか、ダイエットの制約自体を緩めに設定するかしかないからです。
むろん、前者はコロナウイルスに感染してしまうリスクが高くなりますのでこの選択肢は消えることになります。
よって、後者つまりはダイエットの制約自体を緩くすること一択になるのです。
もちろん、制約を緩めることはダイエットの効率を落としてしまいます。
太ってしまう原因である自分の習慣を見直し、その原因に関して制限をかけることで痩せることができるのです。
その制約を緩和するということは、それだけ痩せにくくなるのは当然のことでしょう。
しかしながら、今や私たちはコロナ禍という特殊な状況に置かれています。
ただでさえ生活に制約があるのですから、ここにさらにダイエットによる制約がかかってしまうのであれば、ダイエット自体をやめてしまう可能性が出てくるのです。
ダイエットは継続することに意味があるものです。
ですから、体重の減少は緩やかなものになってしまいますが、ダイエット自体をやめてしまわないためにダイエットの制約を緩和することは、この特殊状況下における重要な戦略になります。
具体的には、ラーメンやお酒が好きな人であれば週に何回かは許してあげるなどが挙げられます。
もちろん、制約を緩めることなくダイエットを行える人であれば、そのまま実行するに越したことはありません。
自分のストレス状態を見極め、臨機応変に対応することがコロナ禍のダイエットにおいては重要になってくるのです。
基礎代謝を上げるために運動をしよう
冒頭にも書きましたが、現状ではジムに行くことができなくなっています。
それは濃厚接触を避けるためであり、コロナウイルスにかからないためでもあります。
ですがご存じの通り、なにも運動はジムだけで行えるものではありません。
家の中でだって運動はすることができるのです。
例えば、筋トレがそれにあたります。
腹筋やスクワット、プランクなどは家でも簡単に行える筋トレです。
これによって見た目もよくなりますし、脂肪を燃焼させる基礎代謝を向上させることができます。
他にもドアにかけて使うバーをつかって懸垂をすることもオススメです。
いろいろな筋トレがありますので、まずは腹筋やスクワットから始めてみて、自分にあったトレーニング方法を追加していくことをお勧めします。
また運動は先述したストレスの解消にも効果があります。
ところで緊急事態宣言においては、散歩やウォーキングは要請の対象には入っておりません。
したがって、散歩やウォーキングなどを行ってダイエットすることは可能なのです。
もちろん外に出るということはコロナウイルスに感染してしまうリスクも上がります。
ですから、外に出る場合は人がいる場所や時間を避けたり、マスクをするなどの対策が必要になります。
外から帰ってきた際は手洗いやうがいも必須といえるでしょう。
散歩やウォーキングなどを含めたダイエットをする場合はリスクを抱えながら行わなければならないことを認識した上で、自己責任で行わなければならないのです。
ですから、もしコロナウイルスが心配な人であれば自宅で筋トレをする程度しておくことが最善であるといえます。
オンラインでトレーナーにアドバイスをもらう
以前の記事で、おすすめのパーソナルトジムについて書きました(参考:どうしても自分でダイエットできない方へ。痩せるためにはプロの力を借りるのも1つの手です。)。
ダイエットは当然ながら痩せたのならば成功になります。
ですが、これからダイエットを始めようとする人にとって、どのような方法でダイエットを行うかはとりわけ悩みがちです。
もちろん、自分一人の力で行うことも可能です。
私自身はこれまでジムに通うことなく健康に痩せることができています(参考:【4か月】ダイエット入門とその戦略【−16キロ】)。
しかしながらダイエットは、一人で行うことが出来る人もいれば、ダイエットが苦手な人だっているのです。
それはその人がただ単に一人でダイエットをすることが苦手というだけであって、しっかりとサポートしてもらうことができるならば、ほとんどの人が痩せることができるでしょう。
というのもパーソナルトレーナーはそんなダイエットが苦手な人でも、ダイエットに関する適切で豊富な知識からその人にあったプランを作成し、ダイエットを成功に導いてくれるからです。
しかし、このコロナ禍においてはジムはほとんど開いておらず、開いていたとしても濃厚接触になりかねないため、利用することはなかなか難しいものになっております。
ですが、諦めることはないのです。
ネットやスマートフォンが普及した現在、自宅にいてもその指導を受けることができます。
詳しくはこちらの記事(【ジム選びのコツ教えます】おすすめのパーソナルジムを紹介。確実にやせるにはプロの指導が一番【髄時更新中】)を参照して頂きたいのですが、アプリを利用してオンライン上で指導を受けることができるのです。
オススメは、Risingオンラインパーソナルトレーニング、【フィットラボ】、プレズ<Plez>
の3つです。
それぞれで特徴は異なりますが、どれもダイエット行う上で適切な指導をしてくれます。
これらはジムに来院する必要がなく、逆に自分の家がダイエットを行う場所になります。
ですから場所を選ぶことなく簡単で手軽にダイエットを行うことができます。
是非一人ではなかなかダイエットが難しいと思うようであれば試してみることをオススメ致します。
最後に
ここまでコロナ禍におけるダイエットについてお話ししてきました。
繰り返しになりますが、コロナウイルスは未知のウイルスであり、このウイルスに感染しないようにするためにはしっかりと栄養をとらなくてはなりません。
栄養を取ることによって免疫は高まるのです。
それをしっかりと考慮した上でダイエットを行うようにしましょう。
とはいえ、今この時期はダイエットに適した時期ともいえます。
なぜなら、友人と食事やお酒を飲む機会、外に遊びに行く機会が普段より格段に減っているからです。
これにより、外出せずに家でダイエットに適した高タンパクで低カロリーなものをとることができるのです(参考:【実際にこれで痩せた】ダイエットにおいて食べるべき、おすすめの食材【厳選4つ】)。
したがって、ダイエットを始めるならば逆に今ですし、ダイエットの効果を高めるならば今なのです。
ですが、前述したように無理をしすぎるといけません。
無理をしすぎると必ずダイエットは失敗に終わります。
まずはしっかりと自分の許容量をたしかめることが重要になります。
自分に合ったダイエット方法を是非見つけてみて下さい。
コロナウイルスに罹患することなく、みなさんのダイエット目標に到達できることを願っております。
ここまでお読み下さりありがとうございました。