記事の内容
- 真先にサプリメントに飛びつくのはやめよう
- 「なぜ痩せないか」についての原因を考える
- 原因を特定して痩せるための対策を練ろう
痩せられないジレンマ
ダイエットは「継続」にこそ意味があります。
なぜなら、人間の身体はすぐに痩せるようにはできていないからです。
「太るのは一瞬だ」なんて比喩もありますが、太るのだって日々の積み重ねがあるのです。
したがって、身体の状態を変化させるためには時間を費やす必要があるのです。
しかし、ダイエットは往々にしてつらいことが多いです。
なぜならダイエットには制約(制限)というものが必ず存在するからです。
制約がなければ、普段と同じ生活になってしまってダイエットになりません。
普段の生活に変化(制限)を加えることで、身体は変化していくのです。
ダイエットを辞めてしまう人の多くは、この制約による「つらさ」が原因となるのです。
成約がなければ痩せられず、とはいえ、制約があるから止めてしまう。
このジレンマを解消するには、どうしたらいいのでしょうか?
そこで今回は、痩せたいと思っているのに、ダイエットが続かず、いつも途中で止めてしまう人のために、ダイエットを継続する方法について考えてみたいと思います。
誰でも「痩せたくなくて、ダイエットを継続しない」のではありません。
本当は誰よりも痩せたいと思っているはずなのに痩せられないのです。
私自身もその気持ちが痛いほどわかりますので、自分の経験も踏まえてお伝えしていこうと思います。
サプリだけで痩せることはない
ダイエットが継続しない人で一番陥りがちなのが、ダイエットサプリだけで痩せようとすることです。
着けているだけで痩せると言われるダイエット器具だけで痩せようとすることも同様です。
ハッキリと言わせていただけば、そのようなサプリやダイエット器具だけで、ほかにいかなる制限もなく痩せることはほとんどありません。
以前の記事(ダイエットサプリは痩せるの?実体験に基づいてダイエットサプリを解説。)でもお話したように、誇大広告を鵜呑みにしてはいけないのです。
ダイエットサプリはダイエットをサポートしてくれるのが本来の役割です。
サポートとしてこそダイエットサプリは効果を発揮してくれるのです。
だから、サプリを一ヶ月飲み続けたからといって、体重が10キロも落ち、身体がバキバキになって恋人ができるようなことはあり得ないのです。
しかし、なかなかダイエットが継続できない方にとっては、なんの制約もなすぐに痩せることができると言われると、非常に魅力的に見えてしまうことでしょう。
ですが、そんなおいしい話なんかあるわけが無いんです。
もしそんな魔法の薬があったなら、全員がボディビルダーになっていることでしょう。
もちろん、現状、そのようなことはないのです。
したがって、安直にダイエットサプリで楽をしようと考えるのはやめましょう。
ダイエットはどうしても制約との戦いが必要なのです。
なぜ続けられないかを考えてみる
原因をうやむやにしてしまう
では具体的な話に移っていきましょう。
一番考えなければならないのは「なぜダイエットを続けられないのか」についてです。
当たり前のことですが、原因の究明なくして解決はありえません。
そして、私自身もそうだったのですが、この原因をうやむやにしてしまうということが、ダイエットをやめてしまう一番の原因なのです。
ダイエットは気が抜けた時、不意にやめてしまうことが多々あります。
友人と飲んで大量にご飯を食べてしまったり、毎日記録をとっていたのについ忘れてしまったり、なんの前触れもないことが多いです。
原因について身に覚えがあるはずなのに、それを考えてしまうとダイエットを止めてしまったことについて考えなければならなくなります。
したがって、ダイエットをやめる時は、ダイエットについて考えることを止めてしまった方が楽なのであり、だからこそ原因をうやむやにしてしまうのです。
そうならないためにも、原因をしっかりと理解することが肝心になってくるのです。
ダイエットの制約(制限)が厳しすぎる
またダイエットの制約が厳しすぎてやめてしまうこともあります。
これもダイエットをしている人なら誰しもが納得してしまう「あるある」ではないでしょうか。
つまり、先述したように、痩せるためには普段の生活に制限を加える必要があり、この制限の強度によって痩せる効率が変わってくるのです。
制限が厳しければ厳しいほど、痩せる振り幅は大きくなりやすく、緩ければ緩いほど痩せる振り幅は小さくなりがちです。
もちろん、ここに比例の関係性はありませんが、総消費カロリーが総摂取カロリーを上回っていればいるほど痩せやすいといえます(参照:【3ヶ月-15キロ】おすすめのダイエット方法!インターミッテントファスティング/プチ断食)。)
したがって、無理な制約を自らに課してしまい自滅してしまう方も多いのです。
ダイエットの結果が得られない
ダイエットの継続には「痩せた」という実感の積み重ねが重要です。
痩せた実感の積み重ねが、「-10キロ」「-20キロ」という大台を可能にしてくれるといっても過言ではありません。
逆に言えば、痩せたという実感を得られない場合、ダイエットはうまくいかなくなってしまうのです。
したがって、努力はしているのに体重が減らないということは、ダイエットを止めしてしまう理由となります。
これはダイエットを始めた人と、痩せはしたが停滞期に突入してしまった方に散見される事例といえるでしょう。
痩せないことは焦りを募らせ、過剰なダイエットに走らせてしまったり、逆に緊張の糸が切れてしまって暴飲暴食に走らせてしまったりする原因となるのです。
食欲がとまらない
お腹が空きすぎてどうしようもなくなり食べてしまう。
あるいは、痩せるためにはカロリーを取らない方がいいということは分かっているのに、食べる手を止めることができない。
これはとにかく食べることやお酒を飲むことが大好きな人が、ダイエットを始めてぶち当たってしまう壁と言えます。
そうでなくとも、ダイエットを始めて間もない時期ならば誰にでもあることなのです。
なくそうと思えば思うほど禁欲的になり、どこかで堰を切ったかのように暴飲暴食をしてしまって、ダイエットをやめてしまうことに繋がります。
これは人間の生理現象である以上、ある意味で避けることの出来ない宿命のようなものといえるでしょう。
原因がわかったら対策
多くの方にあてはまりそうな原因を列挙してみました。
これ以外にも原因は無数に考えられると思います。
ダイエットを失敗してしまった人には、すでに一度ダイエットに取り組んだという経験があります。
その経験の中にこそ、あなたがダイエットを失敗してしまった理由が隠されているはずです。
しっかりとその経験を反省してみることで、きっと自分がダイエットを失敗してしまった理由を知ることができることでしょう。
では自分の原因を自分なりに分析をして理解したとしても、その原因をどのようにして次のダイエットに活かしていけばよいのでしょうか?
前述した原因に対しての対策を考えていきたいと思います。
制約を緩めてしまおう(⇦ダイエットの制約が厳しすぎる)
みなさんは、ダイエットをどれだけ継続しなければいけないとお考えでしょうか?
「痩せた身体」でいたいのであれば、目標体重になったとしても、ダイエットはずっと継続しなければなりません。
目標体重になってからは、本格的なダイエットの時よりは緩くなるとはいえ、リバウンドしないためには体重や身体の変化を少しは意識した生活を続ける必要があります。
制約を解いた瞬間、禁欲していた反動でリバウンドということも少なくはないのです。
したがって、ダイエットはなによりも継続力が大事だということがわかってきます。
一過性のダイエットでは「痩せた身体」を維持し続けることは難しいのです。
だからこそ、継続することが苦ではないようなダイエットを考え、継続する癖をつけることが大事になってきます。
とはいえ、冒頭に書いたように、ダイエットには制約が必要不可欠です。
ですから、制約は必要であるとはいえ、その制約を緩めてあげることで継続する癖をつけるようにするのです。
自分にとって厳しい制約でダイエットを止めてしまうよりも、制約を緩めることでダイエットを継続できるようしてあげた方が長い目でみてダイエットになると言えます。
つまり、制約を緩めることで自分に合う形にアレンジしてあげることなのです。
どうしても、途中で止めてしまいそうだと思う方は、最初はダイエットを継続させることだけに集中してもいいと思います。
ダイエットはやっていくうちに慣れがでてきますので、慣れることができたならば、徐々に制約を増やす、ないし強度を高めてみるといいかもしれません。
この制約を緩めることについては、以前の記事(ダイエット初期段階における「つらい」時期を乗り越えるために、試すべき5つの方法)にも書いてありますので、是非参考にしてみて下さい。
別の方法を試す(⇦ダイエットの効果を得られない)
結果がでないのであれば、別の方法を試してみることも大事なことです。
なぜ結果がでないかといえば、ダイエット方法がそもそも間違っていることも考えられますが、今行っているダイエット方法が自分に合っていない可能性があります。
万人に合うダイエットは存在しないのです。
ですから、他の人が上手くいっているからといって、自分に合うとは限らないのです。
こうしたことから、自分に合うダイエット方法を模索してみることは、意味のあることといえます。
今まで痩せないと思っていたのに、別の方法に変えることで体重が落ちたということも珍しくはありません。
また新しいダイエットにチャレンジしてみることは、ダイエットをする人にとっても、ご自身の身体にとっても新鮮なものとして新たな刺激を与えてくれることでしょう。
ダイエットは毎日が同じルーティンの繰り返しであることが多いです。
このルーティンが嫌で止めてしまう人だって少なからずいることでしょう。
ですから、別のダイエット方法に着手することは、それだけで気持ちを一新することができるのです。
身体も同じルーティンの繰り返しでは慣れが発生してしまいますので、新たな刺激にさらすことにより、活性化してダイエットに繋がっていくことでしょう。
この別の方法を試すことについても、次の記事(「痩せない」のは方法が合っていない?方法を変えることで、ダイエットを成功させる)で詳しく解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。
食べたいものとうまくつきあう(⇦食欲が止まらない)
食欲がとまらないことはダイエット初期に多いですが、ダイエットを継続していても止まらない時はとまりません。
ですから、「お腹がすいてどうしようもない」時の対処法はしっかりと身につけておく必要があります。
まず、第一に抑えておくべきことは、食べないだけがダイエットではないということです。
むしろ食べなさすぎると、基礎代謝が下がって痩せなくなってしまいます。
したがって、タンパク質中心の生活にしたり、腹持ちの良いオートミールを主食にしてみると改善が見込めるかもしれません(参考:【実際にこれで痩せた】ダイエットにおいて食べるべき、おすすめの食材【厳選4つ】)。
また、定期的にどうしても食べないと我慢ができないものがある場合は、条件をつけて自分に許してあげることも大事です。
というのも、禁欲のしすぎはいつか咳を切ったように決壊してしまう恐れがあるからです。
痩せるためにするはずの制約によって、ダイエット自体をやめてしまっては本末転倒なのです。
重要なので繰り返しになりますが、ダイエットは継続こそが命なのです。
こうしたことから、私自身、ラーメンやお酒とお酒が大好きで、定期的に食べなければ食欲を抑えられなくなるので、友人と一緒のときに食べてもいいことにしています(たまにその禁忌を破って一人で食べたり飲んだりしてしまってますが……)
詳しくはこちらの記事(【お酒好き必見】ダイエットでお酒は飲んでいいの?【飲みながら痩せる方法伝授】)をご覧ください。
加えて、お菓子などをついつい食べてしまう人も、お菓子との付き合い方をしっかりと考えることが重要になってきます。
お菓子は高カロリーなものが多いので、どのくらいのカロリーなのかをしっかり把握し、カロリー計算することがオススメです。
中にはカロリーの低いものや、栄養価の高いお菓子もあったりしますので、ダイエットしながらでも食べられるお菓子を探してみると良いかもしれません(参考:お菓子をどうしてもやめることができない!ならば食べながらできるダイエットを考えましょう。)。
とはいえ、「毎日」好きなものを許してしまうとなかなかダイエットにはなりませんので注意しましょう。
最後に夜にどうしてもお腹が空いてしまう場合は、カロリーの低いものを選んで食べるのも一つの手です。
以前の記事(ダイエット中に間食するならコレ!夜中に小腹が空いた時にオススメの商品5選)でも書きましたが、空腹でどうしても眠れないことはあります。
そんな時は少しなにかを食べることで落ち着くことが多々あります。
その場合は、食欲を増進させてしまうポテチなどではなく、少量のもので満足感が得られるものを選ぶようにしましょう。
小さな目標をこまめに立てる
ここまで個別的な事例について書いてきましたが、それらにも共通する一般的な話として、「小さな目標をこまめにててみること」もおすすめです。
目標は一ヶ月で考える人も多いかと思いますが、極端にいえば、一日ごとに目標を立てるのも非常に効果があると思います。
1日毎であれば、その日の目標が達成できなかったとしても、その失敗を翌日の目標に活かすこともできます。
「今日我慢できたから、明日はこれは食べて良いな」「今日食べすぎたから明日は少なくしよう」「明日は我慢の日」「一週間我慢できたから自分へのご褒美」
その日ごとの成果をふまえ、いろいろな形で柔軟に目標を変化させることができるのです。
長期的な目標が達成できないと悩む人に、是非一度試してみて欲しいやり方です。
ダイエットは原因をしっかり理解することが大事ですので、毎日反省することで、ダイエットを意識づけることができ、やめてしまいがちなダイエットを継続しやすくしてくれるのです。
ダイエットのスペシャリストを頼る
しかしながら、自分ではどうしても原因を見出すことができない場合もあるでしょう。
いろいろな方法を試してみたけど、やはり自分の力では痩せられなさそうだ、と思う方もいらっしゃることでしょう。
ダイエットをしても痩せない場合、原因を突き止めることができなければ、ずっと痩せることはできません。
したがって、そんな場合、第三者であるプロの視点を頼ることも、重要なことです。
自分では見落としてしまっている点を精査し、解決へと導いてくれるのは、ダイエットに関する経験値が豊富で、様々な原因と対峙してきたプロ以外にはいないのです。
プロとは、ジムやパーソナルトレーナーはもちろん、肥満の指導や治療をしてくれるクリニックなどが挙げられます。
それぞれで、特徴も異なってきますので、ご自身に合うものを見つけていただけたらと思います。
今後の記事でおすすめのクリニック等も紹介する予定です。
どうしても痩せたいが、自分では限界を感じてしまった時に試してみるのがよいかと思います。
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最後に
ここまでダイエットで痩せない場合の対策についてお話を続けてまいりました。
ダイエットは身体を伴う以上、どのように変化するかを一概には言うことができません。
したがって、サプリメントの誇大広告のように、これさえ飲めば「絶対に」痩せるなどということは絶対にいうことはできないのです。
ですが、痩せる方法は必ずあります。
そのためには、繰り返しになってしまいますが、原因を特定して、それを次のダイエットに活かす必要があるのです。
ダイエットは自分に合う方法を見つけることが重要です。
したがって、どうしても自分ではうまくいく方法を見つけられない方は、第三者としてのプロに頼ることも「痩せる」という目標達成のためにはひとつの主要な手段となるのです。
ダイエットは継続あるのみです。
無理なく健やかに続けられるダイエットが、そのまま痩せるダイエットにつながるのです。
今回の記事でご紹介した方法が、みなさんのダイエットの参考になるようであれば幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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