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【文系の院試対策】大学院入試で使えるおすすめの英単語帳5選【基礎編】

2022年3月26日

記事の内容

  • 大学院入試で使えるおすすめの英単語帳
  • 大学院入試で必要なレベルは?
  • 単語の勉強の仕方

大学院を目指すなら英語は必須

大学院入試をする上で多くの人が避けては通れないのが英語学習です。

なぜなら、多くの大学院では理系・文系を問わず英語の試験が課されるからです。

しかしながら、なぜ大学院入試では英語が試験課題として設定されるのでしょうか。

それは大学院に入った後に英語を利用する機会が非常に多くなるからに他なりません。

例えば、研究を進めていく上で日本の研究だけでなく、海外の研究を参照することが多々あります。

その際に手っ取り早く研究状況を知り、先行研究を学ぶことができるのが英米圏のものなのです。

またアカデミズムも今や国際的な活躍を求められる時代に入っているため、国際学会への参加が求められたりします。

こうした事情があるため、大学院では英語の試験が課されがちなのです。

そのため、大学院入試で英語を使おうが使わまいが英語学習は大学院生にとってもマストなことなのです。

大学院に入るために必要なレベルは?

大学院に入っても英語が必要なことはわかりました。

ですが、まずは何よりも大学院に合格しなければそんなことも言っていられません。

では文系の大学院に入るために必要なレベルはどの程度のものなのでしょうか。

ほとんどの場合、大学院入試の英語はそこまで難しいものではありません。

なぜなら、海外文献を見てもらえばわかりますが、研究であるため内容自体は抽象的で非常に難しいことが多々あるのですが、文法や単語などはそこまで難しいものはそう多くはありません。

したがって、最低限の文法事項を理解して単語を覚えていれば誰でも合格することができるレベルであると言えます。

とはいえ、東京大学の入試問題だったり、英文学科の入試問題はその限りでないことがあります。

必要なレベルは大学院によってまちまちですが、それでも大まかな目安を示せば、MARCHレベル(できたら早慶レベル)あるいはTOEIC600点以上程度です。

ですから、大学院入試までの期間でしっかりと勉強を積み重ねればどんな人でも手の届くレベルにあると言えます。

大学院入試に向けて基礎から英語学習が必要な方へ

以上から大学に入ってからも英語をずっと勉強してきた人や英語が得意な人は、これまでの勉強方法を続けたり、もっと上のレベルに挑戦することをお勧めします。

それか試験でもう一つ言語が必要な場合はそちらの勉強に注力するのがいいでしょう。

この記事で対象とするのは久々に英語に触れる方や、大学院に行きたいけれども英語に自信がない人になります。

こうした方々は基礎から学ぶ必要があるので、以下に紹介する参考書をまずは学習するようにしましょう。

基本的に大学院入試は辞書の持ち込みができません。

したがって、基本的な英単語を覚えていないと合格することは非常に難しくなります。

大学入試で覚えた単語を参考書を使って思い出し、英語学習の土台の再形成から行うようにしましょう。

大学院入試でおすすめの英単語帳5冊

単語王2202

大学院入試で最も威力を発揮するのがこの『単語王2202』です。

基本単語から難単語までこの本一冊で全て賄うことができます。

『単語王』の構成は「確信」→「勝利」→「栄光」の順番に難易度の高い単語が掲載されており、大学院を狙うのであれば全ての難易度の単語を覚えましょう。

また一つ一つの単語には読解で必要な語の意味が豊富に掲載されており、それにも関わらず「多義語」が設定されています。

他にも類義語はもちろんのこと、対義語も載っているので全てを覚えれば語彙力はとんでもないことになります。

単語帳で覚えられない人にはフラッシュカード(=単語カード)タイプのものもあり、またCDも販売されているため耳から覚えることも可能です。

合間合間にある合格体験記みたいなものは正直鬱陶しいのですが、それさえ我慢できればこれ以上の単語帳はそうそうないと言えます。

こちらのサイト単語王2202テスト)で無料の会員登録をすると単語チェックテストが受けられるので活用してみるのもおすすめです。

速読英単語

大学入試の定番の単語帳の一つといえば『速読英単語』です。

この単語帳の大きな特徴として単語の他に長文が掲載されており、長文を読みながら文脈の中で単語を覚えることができます。

使い方としてはまず長文の構文を取りつつ内容を把握し、この時一緒に単語の意味も確認しておきます。

そして長文を繰り返し繰り返し音読して単語を記憶に定着させていくのです。

別売りのCDも併せて利用してシャドーイングも行えば、耳からも覚えることができさらに学習効率を高めることができます。

大学院受験ではまず必修編が基礎となるのでなるべく早く終わらせ、上級編まで進みましょう。

『速単』は必修も上級もどちらもレイアウトが非常に綺麗で見やすい仕様になっています。

レイアウトに関してはコチラサンプルページ)から確認できますので参照してみてください。

DUO 3.0

短いセンテンスで単語を覚えるならば、『DUO』以上のものはありません。

一つの例文の中に複数の英単語が含まれているため、非常に学習効率の高い単語帳となります。

単語のレベルもこれ一冊で十分大学院で通用するレベルにあり、また同義語や対義語も充実しているため、例文だけでなく単語ページもしっかりとマスターできればかなりの実力が付くと言えます。

使い方は例文の構文をしっかりととり、CDを聴きながら何度も音読するといいでしょう。

また『DUO』には別売りのCDも存在しており、『DUO』に掲載されている560もの例文が全て収録されています。

収録時間が約1時間のため『DUO』の総復習を音声で行い、つまづいたところだけ本に戻って再学習するなどの使い方も可能です。

しかしながら少しレイアウトが質素であり、他の単語帳よりは少し見にくいのが玉に瑕です。

しかし、それ以外は高水準の単語帳ということができるので是非大学院入試に活用してみてください。

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

大学入試で難関大を受けるが受験生に好評を博し、大学院入試でも利用することができる単語帳がこの『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』(以下『鉄壁』)です。

『鉄壁』の最大の特徴と言えるのがその見出し語の多さです。

熟語を除いた見出し語が約3000以上掲載されており、また語源を含めて非常に詳しい単語解説がなされています。

そしてこの単語帳のもう一つの特徴がタイトルにもあるように熟語も掲載されていることです。

単語だけではなかなか英文は読めず、必ず熟語も勉強する必要があるのですが、この本はまとめて一冊で終わらせてくれます。

また単語を覚えやすくする工夫としてイラストも多数掲載されているのも嬉しいポイント。

単語の配列もテーマ別になっているため、大学院入試向けの一冊ということができます。

コチラサンプルページ)からレイアウトを確認することができるので是非参照してみてください。

All in One

『鉄壁』は単語と熟語を一冊でやろうというコンセプトでしたが、それらに加えて文法も読解もリスニングも一冊でやってしまおうというのがこの『All in One』になります。

この単語帳の構成はまず例文が載っており、その下に「直訳」と「意訳」という二つの訳が掲載されています。

さらにその下に単語と熟語の一覧が載っており、最後、文法や用法の解説があります。

まさしくコンセプト通り、一冊で全てを賄うことができる究極の単語帳ということができます。

しかしながら、あまりにも量が多いため一冊を丸々やるにはかなりの時間を必要としますし、文法の解説もかなり簡潔で文法書が必要になる場面も多々あります。

それでもこれ一冊をしっかりとやり切ることができたら相当の実力がつくのは間違いありません。

なお『All in One』の公式ホームページからは無料の音声ファイルもダウンロード可能です。

iphone版のアプリも存在しますので、アプリで勉強をしたいという方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

ALL IN ONE 英語全分野を制覇!
ALL IN ONE 英語全分野を制覇!
開発元:Yosuke Oki
¥370
posted withアプリーチ

最後に:単語の勉強の仕方

ここまで大学院入試でおすすめの英単語帳をご紹介してまいりました。

今回ご紹介した参考書にはそれぞれ特徴があり、一人一人との相性があります

是非解説を参考にご自身に合った一冊を見つけることができたら幸いです。

さて、単語の覚え方ですが基本は何度も何度も繰り返すことが重要です。

単語は忘れていくのが普通であり、ペンキのように何度も何度も重ねて塗り直す必要があるのです。

そして、単語を覚えるときは手で書いたり、口で音読をしたりと五感をフルに使って覚えるようにしましょう。

記憶に定着させるためには記憶に引っかかるための何らかの操作が必要なのです。

単語を覚える秘訣、それは五感をフルに使って毎日繰り返すことです。

したがって、単語学習は大学院入試のギリギリまで繰り返して記憶に残るように学習を継続させるようにしましょう。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

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