記事の内容
- なぜお酒で太ってしまうのか
- ダイエットをしながらでも、お酒を飲むべき理由
- お酒の飲み方と〆のラーメン
- 飲んだ後の対処の仕方
お酒を飲みながらダイエットは可能
当たり前のことですが、お酒好きの方にとって、禁酒ほど辛いものはありません。
ダイエットをする上で、大きな障害の一つとなるのが、お酒を飲めないという事態です。
一般的なダイエットは、基本的にお酒を飲むことを推奨しておりません。
理由は単純明快で、アルコールはとりわけ痩せる上では必要のないものだからです。
したがって、多くのお酒好きはダイエットを敬遠してしまいがちです。
しかし、結論から言いましょう。
お酒を飲みながらダイエットは可能です。
事実、私はお酒を飲みながら約19キロのダイエットに成功しております(2/24現在)。
とはいえ、はじめは皆さんと同じように、お酒が好きすぎて、ダイエットを忌避していました。
友人たちとお酒が飲めないならば、このままでいいやと太っていることを甘んじて受け入れていたのです。
しかしながら、冷静に考えてみたのです。
ダイエットの時だけお酒を控え、それが終わったらお酒を解禁する。この考え方自体が、酒飲みダイエッターのリバウンド大量生産を可能にしてしまっているのです。
それまでの食生活では太ってしまっていたからダイエットをしたはずです。
それなのにダイエットをする以前と同じ食生活/お酒とのつきあい方に戻してしまったならば、同じことの繰り返しとなり、すぐに元の体型に戻ってしまうのは必至です。
自分は痩せたら絶対に元の生活には戻さないよ、とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、多くの人がリバウンドという罠にかかり、多くの失敗を重ねているのです。
かくいう私もそうでした。
以前の記事(【3ヶ月-15キロ】おすすめのダイエット方法【インターミッテントファスティング/プチ断食】)でも紹介したように、自分は禁欲して痩せた後、鬱積したお酒と食べ物への欲望がダイエット開始時以上のものになり、結果、抑えることができなくなり、リバウンドしてしまいました。
したがって、お酒とのつきあい方が重要になってきます。
もしあなたがお酒が大好きならば、ダイエットの時にお酒を飲まないという選択肢は絶対にありえません。
ダイエットは目標体重に到達したからで終わりではありません。
なにより、いかにしてリバウンドしないかが重要になります。
そのためにダイエットはずっと続くのです。
だからこそ、お酒とうまくつきあいながら、ダイエットするという選択肢を一緒に考えてみましょう。
ちなみにこの記事は、【4か月】ダイエット入門とその戦略【-16キロ】と、【おすすめ】ダイエットにおける飲料の基本方針【飲み物】の深掘り記事となります。
なぜお酒で太るのか?
しばしば「お酒を飲むと太るよ」と言われます。でもそれは何故なのでしょうか?
理由は簡単。
お酒とともにいろいろなおつまみやご飯を食べるからです。
そしてお酒によって満腹中枢が麻痺してしまい、ついつい食べ過ぎてしまうからです。
飲み会の〆なんかが典型ですよね(私もよく行きます)。
もちろん、お酒にもカロリーはあります。
しかし、お酒にはなんの栄養もないため、「エンプティカロリー」と呼ばれます。
このエンプティカロリーは、身体に取り込まれないカロリーです。
これだけを聞くと、お酒はいくら飲んでもかまわないんだなと考えてしまいがちですが、そうではありません。
このエンプティカロリーは、もともと身体にあって、消費される順番待ちをしていたカロリーに割り込み、先に消費されようとします。
つまり、お酒を飲むと、お酒のカロリーが先に消費されてしまうため、身体にあるカロリーは消費されず、しかもお酒を飲むとたくさん食べてしまうため、さらに太ってしまうと言う悪循環になります。
だからこそ、一般的なダイエット方法には、お酒を飲んでもいいとは間違っても書かれないのです。
それは痩せることにおいて不要なのです。
痩せることにとって不要だが、ダイエットにとって有用
しかし、前述したとおり、お酒が好きな人にとってお酒を我慢することは毒でさえあります。
お酒は身体にとってあまり意味がないと言われたとしても、そう単純に割り切れるものではないのです。
上司の愚痴や、本当に熱中していること、好きな人との会話——。
その中にお酒があるとどんどんと場の雰囲気も良くなっていますし、自分のテンションも上がっていきます。
うまい酒に旨い料理、そして最高の友達に、素敵なパートナー。
自分が大切にしているものがひとつでも失われたなら、その時、自分の幸福の度合が少し下がってしまったと感じてしまうことでしょう。
ただでさえ、ダイエットというのは我慢する機会が多いのです。
だからこそ、日々の食事で制限を加える代わりに、飲みにいくことは赦してあげましょう。
友人から貰う言葉が、パートナーと寄り添う時間が、きっとダイエットの励みになることでしょう。
無理なくダイエットを続けるために、そして、ダイエットに終わりはないのですから、目標体重に到達した後にリバウンドしないために、お酒とのつきあいも継続させていくことが大事です。
お酒はダイエットには不要ですが、ダイエットの継続のためには必要なものなのです。
お酒を飲んでいる時に考えること【飲みの戦略】
お酒を飲むときはとにかく楽しいです。
時間はあっという間に過ぎ、気づいたら翌朝ということもよくあります。
しかし、もしあなたがその飲み会で、少しでも食べるものや、飲むものに注意を払えるなら払うことも大事なことです。
飲み物は基本的にハイボールかレモンサワー、ホッピーなどがいいでしょう。
ビールなどは糖質が多く、宅のみであれば糖質オフのものを選ぶようにしましょう。
日本酒も糖質が高いため、注意が必要です。
食べ物に関しても油っこいものはできるだけ控えるようにしましょう。
とはいえ、外食先は油を多く使っているものが多いので、気にしすぎるとなにも食べれなくなってしまいます。
ですから、私の戦略としては、より多くタンパク質が含まれているものを食べるようにしています。
やはりタンパク質は筋肉の源ですから、それをできるだけ摂取することで、筋肉量を落とさないようにします。
また食べたものは、できるだけ記録しましょう。
そうすることで、酔っていてもこれだけ食べているんだなと理解することができ、暴飲暴食のストッパーになります。
お酒を飲んでも摂取カロリーよりも消費カロリーのほうが大きければ痩せるのですから、それを意識することも非常に重要なことなのです。
しかしながら、こうはいうものの、飲み会は楽しく、ついつい食べ過ぎてしまうのもしばしばで、食べたものの記録なんてほとんどできずに終わることも多いです。
できることはやったほうがいいですが、しかし、できなかったのなら後悔する必要はありません。
いくら後悔しても過去は変わりませんので、まずは前を見据えることです。
〆のラーメンの前に一呼吸
上記のように、飲んでいる時に行うべき行動を書きましたが、私にとって大事だと思われるのは、飲んだ後の対応に他なりません。
飲むと満腹中枢がおかしくなり、ラーメンなどの〆を求めるようになります。
しかし、ここでまず一度考えることが大事です。
一呼吸置いて考えるという所作はダイエットをする上で一番大事な身振りなのかもしれません。
今食べようとしているラーメンは本当に必要なのか。
もし飲み会中、あまり食べることができなかったのなら、食べてもいいかもしれませんね。
私は〆のラーメンも飲み会の延長線上にあると考えていますので、食べて帰ったりすることもあります。
ですが、そんな私でも本当に食べるべきかは酔っていても考えるようにします。
ラーメンを食べたいと思っても、コンビニのおにぎりや味噌汁を食べることで満足することもあります。
お店のラーメンよりもカップラーメンの方が、カロリーが少ないことが多いですし、スープを飲まないようにすることで、摂取カロリーを減らすことができます。
食べないという選択肢だけでなく、他のものに置き換えてみたらどうだろうかと考えてみることが大事になってくるのです。
私はよく帰りの電車の中でラーメンを食べようと決めるのですが、降りたときに敢えてコンビニに寄ることで、時間をつくります。
そして結局、他のものに置き換えてみると満足することが多いので、お味噌汁なんかによく代えて〆としています。
是非みなさんも〆の前に一呼吸を置くことを試してみて下さい。
お酒を飲んだ翌日が重要
私が一番重要だと思うのはお酒を飲んだ翌日です。
正直なところ、飲み会の時はなかなか自制することは難しいものです。
したがって、飲み会の翌日をどのように過ごすかが大事になってきます。
私の場合、飲み会の翌日はお昼ご飯は食べずに、プロテインだけで済ませてしまいます(インターミッテントファスティングをしているので朝ご飯も食べません)。
つまり、前日にカロリーを多く摂取しているわけですから、翌日はカロリーを少し控えるというわけですね。
このブログで口をすっぱくして言っていますが、総摂取カロリーが総消費カロリーを上回らなければ太らないわけです。
それはなにも1日の中での話ではなく、長期のスパンでも同じです。
だからこそ、飲み会の翌日はカロリーの摂取を抑えるわけですね。
しかし、注意しなければならないのは、カロリー摂取は抑えるのですが、抑えすぎないようにすることです。
そしてしっかりとタンパク質をとること。
そして、もしインターミッテントファスティングをやっているのであれば、しっかりと決めた時間に戻ることです。
これはもちろん、ほかのダイエットをしている場合も同じです。
ダイエットの基本は継続です。
お酒をなぜ飲むかと言えば、その継続をするためです。
ですから、しっかりと自分が決めた時間や方法に戻すことが大事です。
そしてお酒を飲んでも痩せる最後の秘訣が、散歩をすることです。
散歩のダイエット効果に関しては賛否両論ありますが、自分の場合、飲んだ後に散歩をすると太りにくいです。
とくにウォーキングをしようなどと意識はしていません。
ゆっくりと歩いても効果が実感できました。
またたくさんお水を飲んでデトックスするのも大事ですね。
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最後に
これまでお酒を飲んでもダイエットをする方法をご紹介してきました。
正直なところ、毎日たくさんお酒を飲んでいる人は、痩せることが難しいと言わざるをえません。
そのような人はそれ以外のところ、例えば、飲み会では意識的に食べないようにするなどといった対策が必要になります。
とはいえ、そのような人はごく少数だと思います。
私の場合、上記の方法で多い時は週に3、4日飲んでいても痩せますし、最悪でもその週は現状維持になることも多いです。
何度も繰り返しますが、お酒を飲んでも痩せることは可能です。
ただし、ダイエットですので制約はやはりついてしまいます。
ですが、お酒を飲む理由はひとつ。ダイエットを無理なく継続させることです。
そのために、是非上記を参考にしていただき、うまくお酒と付き合いながら目標体重を実現させてみてください。
みなさんのダイエットの一助になれたのなら幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
※私は実際にお酒を飲みながら痩せています。そのダイエット記録はこちら➡「【2020年2/15〜2/21】第四回:ダイエット最前線!経過報告【痩せた? 太った?】」
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