記事の内容
- 明大前の名店「武蔵家 明大前店」さんのラーメンについて
- 実食レポート
数ある武蔵家の中でも屈指の味
以前「吉祥寺 武蔵家」さんをご紹介した際に、同じ武蔵家の名を持つ二つの武蔵家があることをお話ししました(参照:「【吉祥寺】家系の絶品あご塩らーめん「吉祥寺 武蔵家」【中央線・井の頭線】」)。
こちらの武蔵家さんは「新中野」にあります「たかさご家」の系譜に名を連ねるラーメン屋さんなのです。
そんな「たかさご家」系列の武蔵家さんは東京を中心に至る所に暖簾分けをしています。
ですが、これだけたくさんのお店があると、お店ごとに当たり外れがあるのが正直なところです。
しかし、今回ご紹介する明大前店さんはそんな武蔵家さんの中でも抜群の美味しさを誇ります。
駅名にもあるように、多くの明大生に支持されたラーメンは「必食の価値あり」です。
明大生の心を鷲掴みにしたラーメンとは一体どのようなものなのでしょうか。
したがって、今回の記事では「武蔵家 明大前店」さんにスポットを当てご紹介したいと思います。
ラーメンを食べながらダイエット
「武蔵家 明大前店」さんへの経路
「武蔵家 明大前店」さんは京王線と京王井の頭線の二路線からアクセスが可能な「明大前駅」にお店を構えています。
どちらの路線でも明大前は急行が停車するため、そこまで迷うことなく訪問することができるでしょう。
また明大前は渋谷からも吉祥寺からも、そして新宿からも10分程度で来ることができる好立地。
駅前はお世辞にも栄えているとは言えないものの、「中華そば きび」さんがあったり、「もみじ屋」さんがあったりと名店と呼ばれるラーメン屋さんが並んでいます。
さて武蔵家さんへのアクセスの仕方は改札を出たらまず右手方向に進みます。
そのまま真っ直ぐに道を進んでいくと甲州街道にぶつかります。
その甲州街道にかかる歩道橋を渡り、明治大学和泉キャンパス側に向かいます。
歩道橋を降りたらそのまま再びまっすぐ進み、左手側に見えてくるのが「武蔵家 明大前店」さんです。
所要時間は改札を出てから5分くらいでしょうか。
お店には専用駐車場はなく、車で来店するとしたらコインパーキングを探す必要があります。
店内とオーダーの仕方
券売機
卓上の調味料
日曜日の12時頃、お店を訪問すると既に席は満席。
店内に入ってすぐ左手側にある券売機で食券を買って、店の中にある待合席に座って席が空くのを待ちました。
ラーメンの種類は大別して2種類。
1/ラーメンと2/つけ麺であり、この2種類に追加トッピングされた食券が用意されている感じです。
トッピングは半熟味玉、チャーシュー、ほうれん草、にらもやし、のり、ネギ、キャベツと非常に豊富です。
極トッピングはこれらトッピングが贅沢に盛られたお得なセット。
トッピングには「激辛」トッピングというものも存在し、結構な辛さがあります。
また女性用に量の少ないレディースラーメンも用意されているのも嬉しいポイントです。
ラーメン以外にもギョーザやキャベチャーが用意されており、コロナ禍では販売されていませんでしたが生ビールもあるようです。
さて、今回私は「チャーシューメン 中」を選び、豊富なトッピングの中から「ほうれん草増し」と「ネギ増し」をオーダーしました。
券を購入した後は先にもお話ししたように、店内の待合席で10分ほど待つことに。
その後、店員さんにテーブル席に案内されました。
お冷やはセルフサービスのため、着席する前に水を汲んでおくと良いでしょう。
店内はL字型にカウンター席が12ほどあり、奥の方に4人掛けのテーブル席が一つと6人掛けのテーブル席が一つあります。
壁一面には明治大学のサークルに所属している人たちの写真が飾られており、地元の大学生に愛されているお店であることが窺い知れます。
テーブルに着くと店員さんからラーメンの作り方とライスの有無を聞かれました。
ラーメンの作り方は一般的な家系ラーメンと同じで、1/麺の硬さ(かため、ふつう、やわめ)、2/味の濃さ(こいめ、ふつう、うすめ)、3/あぶら(鶏油)の量(おおめ、ふつう、すくなめ)を調整することができます。
自分は1/かため、2/ふつう、3/おおめでオーダーしました。
また大学の近くに店があることもあり、食べ盛りの大学生に配慮してか、ライスは無料でおかわり自由です。
おかわりの際は店員さんに茶碗を渡し、ライスの量を言えばその量に合わせてお米をよそってくれます。
卓上も家系の三種の神器である「ニンニク」「生姜」「豆板醤」に加え、「胡椒」や「胡麻」もあり、またメニューに餃子があるため「ラー油」や「醤油」「お酢」などバラエティ豊かなラインナップが揃えられています。
なおトイレは水洗トイレで、狭いですがしっかり掃除されているため女性の方も安心して使用することができます。
「チャーシューメン 中」+「ほうれん草増し」+「ネギ増し」
「チャーシューメン 中」+「ほうれん草増し」+「ネギ増し」
家系名物「きゅうりのキューちゃん」
席についてから7分ほどで先にライスが到着。
それから間髪入れずに注文していたラーメンが到着しました。
チャーシューメンにネギとほうれん草をトッピングしたため麺もスープも見えず。
それらトッピングを掻き分けるようにして、まずはスープをひとすすりしてみると濃厚なスープと共に鶏油の豊かなコクが口一杯に広がります。
他の家系のお店以上に鶏油がしっかりと効いている印象で、鶏の旨味にまずは一発ガツンとやられます。
スープの濃度は高く、スープの底の方だと舌触りが結構ざらついています。
豚骨はどちらかといえば弱く、白湯系の方が強めといった感じです。
またスープにはほとんど臭みがなく、味の濃さも「普通」であれば塩味の加減もちょうど良いです。
麺は中太ストレートでスープとよく絡みます。
今回麺は「かため」でオーダーしましたが、これが「正解」でした。
ちょうど良い茹で加減で、程よい硬さを残しつつも食感はもちもちしています。
トッピングのチャーシューは肩ロースを低温調理したもので、厚みがありつつ柔らかい仕上がりになっています。
ほうれん草はクタ気味で当然のことながら濃度のあるスープと相性抜群。
追加した白ネギもスープとマッチし、シャキシャキ感があっていいアクセントになります。
海苔はスープに浸した上で、チャーシューともにライスに巻いて食べるとなんともいえない美味しさ。
無料のキューちゃんもさっぱりとしているため、口直しには最適です。
「キューちゃん」→「スープご飯」→「キューちゃん」→「スープご飯」→(以下、無限)の最強ローテでご飯がどんどんと胃袋の中に収まっていきます。
総じて数ある家系の中でも非常にバランスの取れた一杯と言えます。
明大生が足繁く通ってしまう理由が分かる非常に美味しいラーメンでした。
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個人的評価
ここまで「武蔵家 明大前店」さんのレビューを行ってきました。
濃厚なスープに鶏油のコクが加わったラーメンは他の家系ラーメンではなかなか味わうことができない一杯だといえるでしょう。
そんな「武蔵家 明大前店」さんの個人的な評価は86/100点です。
他の家系ラーメンと比べて濃厚なスープに鶏油がふんだんに使われているため、食べていると少しくどくなってしまうように感じられます。
ですが、若い学生さんやガッツリとした濃厚なラーメンが好きな人にはどハマりする味だと思います。
なおネットのレビューなどをみるに店員さんの態度が悪いという意見が散見されますが、私が見た限りはそこまで態度の悪い店員さんは見当たりませんでした。
確かにめちゃくちゃ接客がいいというわけではありませんが、最低限の接客はできているように思います。
明大生から長年支持されてきた濃厚豚骨ラーメンをぜひご賞味いただけたらと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
店名 | 武蔵家 明大前店 |
営業時間 | 11:00~翌1:00 ※コロナの影響で営業時間に変更がある場合があります。 |
定休日 | 無休 |
住所 | 〒168-0064 東京都杉並区永福1丁目1−1 |
最寄り駅 | 明大前駅 |
路線 | 京王井の頭線・京王線 |
TEL | 03-3323-5119 |
【代表】武蔵家 明大前 | |
Instagram.com/m_m_represent | |
食べログ | https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131804/13151143/ |