大学院入試

【文系の院試対策】どこの大学院にするか悩んでいる方へ。進学すべき大学院の決め方【社会人必見】

記事の内容

  • 大学院の調べ方
  • 自分に合った大学院の決め方
  • 社会人でも通える大学院

大学院選びは慎重に

大学院は「有名だから」とか、「適当でいいや」で選んでしまうと後々後悔することになるかもしれません。

というのも大学院では指導教員との関係が重要になってくるからです。

今所属している大学よりも偏差値的に上になるから、つまり、学歴ロンダできるからと定員割れしている大学院に入ってみたら、そこは鬼の様に忙しいゼミだったなんてこともありえます。

逆に就職もよく、楽なゼミの大学院だってあるのです。

また大学院に入ってしっかり研究しようと意気込んでいたとしても、その教員が実は自分の研究対象を指導できなかったなんてことになったら目も当てられません。

いくら能力があり、いい大学院に進学できたとしても、指導教員に恵まれない場合、最悪退学することになってしまうなんてことになりかねないのです。

大学と大学院の大きな違いは、なにより指導教員の有無といえます。

だからこそ、大学院選びは慎重に行うべきなのです。

大学院の選び方

大学院の選び方にはいくつかの方法があります。

したがって、今回はいくつかのパターンに分けて解説したいと思います。

教員について調べてみよう

まず第一にやることは、自分の指導教員となる人にどんな人がいるのかを確認することです。

指導教員の候補は自分が関心を持っている研究対象を扱っている、またはそれに比較的近い対象を扱っている教ということになります。

したがってまずは、自分が扱いたい研究対象をネットで検索してみましょう。

すると先生が執筆した論文だったり、研究書だったりが出てきます。

そこで出てきた名前を検索してみましょう。

そうすることで、その人が書いた本だったり、所属している大学院などを知ることができるでしょう。

これを複数回繰り返し、いろいろな先生の名前で検索してみましょう。

出てきた論文の中で引用されている人を調べてみるのもいいですし、シンポジウムが開かれていた場合、そこに登壇している人の名前を検索してみるのもいいです。

先生でなくとも、自分が関心を持っている対象の研究者を調べて、その研究者の出身校から先生を探してみるのもおすすめです。

どのような先生がどこの大学院に所属しているかなど、多くの情報を手に入れることで、自ずと自分の進む道が見えてくる場合があります。

大学院ごとに調べてみる

他にも方法はあります。

行きたい大学院が決まっているのであれば、その大学院で自分の研究対象を扱っている先生がいるかどうかを調べてみるのもよいでしょう。

多くの場合、大学は複数のキャンパスを所有しています。

したがってあるキャンパスの研究科にいなくとも、別のキャンパスの研究科にいたなんてこともありえます。

東大であれば、たとえ本郷のキャンパスにいなかったとしても、駒場のキャンパスにいたなんてことだってあり得るのです。

行きたい大学が決まっているのであれば、複数のキャンパスから指導教員になれそうな先生を探してみるようにしましょう。

先生の論文を読んでみよう

大まかに自分の指導教員候補が見つけられたら、先生が執筆した論文を読んでみましょう

一口に同じ研究対象といっても、切り取り方によっていろいろな研究の方法があるでしょう。

その先生の研究方法が自分に合っているかどうかを確かめることも大事なことです。

またその先生の論文が自分にとって「説得的」であるかどうかも重要です。

修士課程にとどまらず、博士課程までを考えるのであれば、指導教員とは長い付き合いになります。

正直な話、論文を読んで尊敬もできない指導教員のもとでは、長い期間、苦痛を感じてしまうこともありうるのです。

こうした理由から、論文を読んでみて「これだ」と思う先生がいる大学院を受けてみるのもよいでしょう。

説明会に出てみる

大学院の多くは夏頃に、受験者に対して説明会を行っています。

その説明会に参加してみるのも一つの手と言えるでしょう。

というのも、実際に自分の指導教員になるかもしれない先生の話を聞くことができ、かつ直接質問をすることができるからです。

これによってその大学院がもっている雰囲気を感じることができます。

また事務の人から大学院のパンフレットをもらうことができ、出願の願書も入手できることがあります。

もちろん、事務の人に質問する機会もあるので、その機会に大学院のことをいろいろ聞いてみるのもよいでしょう。

資料やパンフレットを集める

説明会ではパンフレットをもらうことができるといいましたが、こうした大学に関する資料はとても重要です。

というのもパンフレットとは、大学院自身が自らの特徴をまとめているものだからです。

つまり、一目でその大学院の、そしてその研究科の「売り」を知ることができるのです。

これは大学院を選ぶにあたり、非常に大きな情報となります。

なぜなら、大学院について熟知した人間が、他の大学院と比較して、その大学院の特徴を挙げているからです。

したがって、複数のパンフレットを手に入れ、そこに書かれている大学院の特徴を把握することで、自分にあったカリキュラム制度を探すことができるようになるのです。

複数の大学院の資料を入手するには、網羅的に大学院の情報が載っているスタディサプリ というサイトが非常におすすめなので、是非活用してみてください。

先輩に話を聞いてみる

もし入りたい研究科に知り合いの先輩や友人がいれば、そこからゼミの状況を知ることができます。

実際にそのゼミに所属している人から聞く情報ほど有益なものはありません

大学院のホームページには大学院の先輩が企画している勉強会の案内が貼られていたりします。

その勉強会に参加してみることも一つの手と言えます。

これは学内の学生だけでなく、学外の学生にとっても有効です。

大学院の先輩から一般的には知られていない有益な情報を聞くことができるかもしれません。

もちろん、学外の学生が参加できない場合があるため、いきなり突撃して参加するのではなく、事前に参加の可否を確認することが必要です。

ときには勇気をもって一歩を踏み出してみることで、ゼミの内実を知る大きな一歩となりえることでしょう。

実際にゼミに参加してみる

実際にゼミに参加してしまうという手もあります。

しかし、これは「もぐり」といわれるもので、正規の手段ではなく、大学から禁止されている場合もあります。

したがって、先生に授業やゼミへの参加の可否を聞く必要があります。

ですが、ここでもし授業やゼミへの参加が承諾された場合、これほど大学院の雰囲気を知るにあたっていい方法はありません。

その大学院で研究する実際の院生を間近でみることができ、かつ、先生がどのようにゼミをすすめ、課題を出しているかを肌感覚でしることができるのです。

百聞は一見にしかず。

他人から聞く情報よりも、自分で経験したほうがより確信をもって大学院を選ぶことができるでしょう。

社会人でも仕事をしながら通える大学院

ここまでは学生、とりわけ学部4年生の視点から解説しておりましたが、社会人の方であってもお仕事と平行して大学院で研究することができるのです。

昨今の大学院では、社会人の方でも研究に取り組みやすい制度整備が行われています。

その数は年を重ねるごとに増えており、慶應義塾大学早稲田大学などの有名大学でも社会人の研究の場が準備されているのです。

その制度整備の具体例として、土日だけで単位を取得できる制度があったりします。

休日を利用して、社会人の方が無理なく大学院で研究を行うことができるのです。

また通信制の大学院を開講している大学も増えてきています。

これによって自分の隙間時間を利用して、最先端の大学の講義を受けることができるのです。

とはいえ、大学院について検索をかけてみるとどれも学生向けの記事ばかりで、社会人向けの情報は圧倒的に不足しているといえます。

ですが、スタディサプリ 社会人&学生のための大学・大学院 では、通信制の大学を網羅的に検索することができ、また受験科目、受験日程なども簡単に調べることができます

資料請求も無料で行えます。

情報源のない社会人の方には貴重な情報サイトと言えるでしょう。

最後に

ここまで大学院の選び方について解説を加えてまいりました。

今回ご紹介した方法はどれか一つを選んで実践するというよりは、複数の方法を組み合わせて使うほうが効果的になると思います。

もちろん、今回ご紹介した方法に限らず、大学院の選び方にはいろいろな方法があると思います。

どれが正解などありませんが、もし正解があるとしたら、実際に大学院に入ったときに、ここで研究ができてよかったと思えることが正解といえるでしょう。

そう思える未来のためには、大学院選びを慎重に行うべきなのです。

ですから、しっかりと活用できるものは活用しましょう。

今回ご紹介した方法が皆様の一助になれば幸いです。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

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