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【文系大学院入試対応】フランス語文法の基礎が終わった人へ。中級フランス語文法への入り口【仏語学習者必携の3冊】

2021年9月15日

記事の内容

  • 中級フランス語文法を学ぶにあたっておすすめのサイト
  • 中級フランス語文法を学ぶにあたって必携の3冊

初級は充実、中級は不足

フランス語の基礎が終わった人にとって次の問題は中級文法の難易度ではありません。

その問題とは、中級フランス語に関する書籍があまりにも少ないことにあります。

フランス語の初級に関する本はたくさんあるにもかかわらずです。

これはフランス語を志す人がたくさんいる一方で、フランス語の学習を途中で辞めてしまう人もまたたくさんいるからに他なりません。

このような状況であるがゆえに、初級を学び終えたフランス語学習者は次にどの本に進めばよいのかわからなくなってしまうのです。

実際、私自身もフランス語の基礎を終えてどのように学習をしていくべきかについて非常に悩みました。

そこで、私と同じような悩みを抱えている人がもしかしたら他にいるのではないかと思い、まずは中級フランス語に取り組んでいく上で必携の書籍をご紹介したいと思います。

大学院入試は中級以上必須

大学院を目指していて、フランス語を使って受験する学生は、まずは中級フランス語のマスターを目指しましょう。

中級フランス語をしっかりと身につけることができたなら、大体の大学院に合格することができるようになります。

逆に言えば、中級フランス語まで学習を進めないと大学院に合格することはできません。

過去問を調べてみればわかりますが、大学院の入試問題も結構な難易度があります

この問題を辞書なしで解答しなければならないのです。

もちろん、焦って基礎をおろそかにしてしまっては元も子もありません。

しっかりとフランス語の基礎を学んだ上で、中級フランス語の学習にステップアップしましょう。

無料で学べる「北鎌文法」

必携の中級フランス語文法の書籍をご紹介する前に、一つのサイトをご紹介する必要があるでしょう。

私自身、なかなかフランス語中級の良い参考書が見つからなかったときに、とてもお世話になったサイトです。

その名も「北鎌フランス語講座http://class.kitakama-france.com/index.php?FrontPage)」さんです。

非常にまとまったサイトであり、解説もわかりやすいです。

守備範囲としても初級文法から中級程度の文法を扱っています。

初級文法を終えて、なにをやったらいいか悩んでいる人は、まず北鎌文法を眺めてみるとよいでしょう。

中級文法の外観を知ることができますし、初級文法以上の内容がどのようなものかを知ることができます。

順番に文法事項を勉強していってもいいのですが、おすすめの使い方としては自分の苦手なところから始める方法です。

また、参考書と併用して、わかりにくい箇所を辞書のように検索する使い方もおすすめです。

中級フランス語文法を学ぶ上で必携の3冊

ここからは中級フランス語文法を勉強していくにあたって、オススメの書籍を紹介していきます。

どれも必携と呼べるレベルで重要なものです。

そして今後のフランス語学習でもずっと活躍してくれるものです。

本気で勉強したい、大学院で研究をしたいと考えている人は是非購入を検討してみてください。

中級フランス語 よみとく文法

中級フランス語 よみとく文法』は、初級から中級へと架橋してくれる参考書です。

ある意味で機械的に学んでいた初級文法に血を通わせて「生きた文法」に、つまり、文章を読む際に「使える文法」にしてくれます。

初級文法で身につけた知識が、実際のところどういうものであるかについて丁寧に解説してくれているのです。

そしてこの本を読み終えた時、知らず知らずのうちに中級文法へと一段階段を登っていることでしょう。

フランス語の実力を確実に伸ばしてくれる一冊であり、初級を終えたフランス語学習者がまっさきに向き合うべき最初の本と言うことができます。

また『中級フランス語 よみとく文法』は電子書籍版もあるため、携帯でも読むことができます。

大学や仕事の通勤中にも読むことができるので、ご自身の学習スタイルに合わせて使ってみてはいかがでしょうか。

他のシリーズもおすすめ

新フランス語文法事典

通称「朝倉文法」として知られる『新フランス語文法事典』は、全フランス語学習者必携の超重要文法事典です。

この事典は朝倉季雄(あさくら すえお)氏が中心となって制作されたもので、集められた文例をもとに解説が加えられています。

フランス語学習をしていて、文法事項でわからないことがあれば、この辞書で用例を調べると解決できることが多々あります

したがって、朝倉文法はたしかに値段は張りますが、今後のフランス学習において一生使うことができるため、買って損をしない事典と言えます。

使い方としてはわからない文法が出てきたら、その都度「朝倉文法」を引く形になると思います。

が、重要な文法事項、例えば、"que"の使い方などは、一通り目を通して勉強してみるのもおすすめです。

まずは実際に使用してみてください。

朝倉文法の凄さを実感することができると思います。

フランス語文法総まとめ

朝倉文法は分厚く、そして重いため、持ち運ぶには少々骨が折れますが、『フランス文法総まとめ』であれば、手軽に持ち運んで勉強することが可能です。

実際、私は家では「朝倉文法」、外出先では『フランス文法総まとめ』を使ってフランス語学習を行っています。

この『フランス文法総まとめ』はコンパクトに重要な文法事項がまとまっており、それでいて充実した解説がなされています

したがって、初級文法を終えた方であれば、この本を読んでわからないということはないでしょう。

この『フランス文法総まとめ』の姉妹本として問題集も販売されているので、合わせて利用すれば学習効率を格段にあげてくれることでしょう。

練習問題はコチラ

終わりに

ここまで、フランス語中級で必ず必要となる3冊の本をご紹介してきました。

どれもがフランス語を学習する上で必須と言える参考書です。

実際、私がフランス語で研究書を読む際、必ずこの3冊を横に置いて学習しています。

ですから自信を持っておすすめできる3冊となっています。

是非フランス語の学習に役立てていただけたらと思います。

とはいえ、現時点ではまだ中級文法の入り口に足を踏み入れたばかりです。

次回以降の記事でさらに中級フランス語について深堀りしていきたいと思います。

が、まずは初級と同様に中級文のマスターを優先しましょう。

文法の構造が理解できなければ難解な文章の読解はありえません。

焦らず一歩一歩、着実に前に進んでいきましょう。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

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