記事の内容
- 方南町の名店「CLAM&BONITO 貝節麺raik」のラーメンについて
- 実食レポート
raik 系列にハズレなし
以前の記事(【西永福】新たな名店の予感。西永福の煮干箱【井の頭線】)で西永福駅にある「西永福の煮干箱」さんをご紹介させていただきました。
「煮干箱」さんは永福町の人気店 Bonito Soup Noodle RAIK(ボニートスープヌードルライク)さん系列の三号店として2021年にオープンしたラーメン屋さんでした。
この「煮干箱」さんに先駆けて2018年に、二号店として方南町にオープンしたのが、今回ご紹介する「CLAM&BONITO 貝節麺raik」(以下「CB raik」)さんです。
どちらのお店も、以前はボニートスープヌードルライクさんの店舗を間借りする形で営業し、その後、独立してそれぞれの場所にお店を構えるようになったそうです。
ボニートスープヌードルライクさんは鰹節、煮干箱さんが煮干、CNB raik さんが貝出汁とそれぞれ特徴が異なるにもかかわらず、食べログでは高評価を獲得しているのは単純に物凄いことです。
まさに raik さん系列にはハズレなし。
今回も非常に美味しいラーメンを食すことができたので、本記事で取り上げさせていただき、レポートをしていきたいと思います。
まだCB raik さんに行ったことのない方や行こうと思っている方の参考になれば幸いです。
ラーメンを食べながらダイエット
「CLAM&BONITO 貝節麺raik」さんへの経路
「CB raik」さんは東京メトロ「丸の内線」の「方南町駅」にあるラーメン屋さんになります。
方南町駅は分岐線の終着駅であり、「荻窪行き」に乗ってしまうとたどり着くことができません。
荻窪行きの電車に乗ってしまっているのならば、必ず「中野坂上駅」で乗り換えが必要となります。
なお、方南町行きの電車はダイヤの改正等でここ最近増えてはいるみたいですが、それでも荻窪行きの本数の方がまだ多いみたいですね。
そんな方南町駅にある「CB raik」さんへの経路ですが、方南町駅の改札を出たら2番出口を目指しましょう。
2番出口を出たら、まず目の前の横断歩道を渡り、渡り切ったら左手側に進みます。
するとパチンコ屋さん(3Fにカラオケ屋さん)が見えてきますので、その手前にある道を右に曲がります。
あとはその道をまっすぐと進めば、左手側に「CB raik」さんに到着します。
所要時間は5分とかからない距離です。
「CB raik」さんには専用駐車場はありません。
もし車で訪問しようとお考えならば、近くにある有料駐車場を使うと良いでしょう。
店内とオーダーの仕方
貝節麺raikさんの券売機
卓上
この日訪問した時刻は12:30頃。
先客は一人でしたが、入店後はどんどんとお客さんが入ってきました。
店内は入ってすぐ右手側に券売機が置かれています。
ラーメンの種類は4種類。
1/貝節潮そば、2/貝節醤油そば、3/煮干出汁つけ麺、4/限定麺です。
1/貝節潮そばと2/貝節醤油そばが「CB raik」さんの定番ラーメンであり、どちらも「特製」ラーメンが用意されています。
特製の中身は「チャーシュー3種類」(通常は2種類)と「味玉」が付くとのこと。
4/限定麺はない時もあるのですが、基本的には日替わりであり、こちらのTwitter(@CB_raik)で告知されます。
トッピングは「チャーシュー」と「味玉」のみ。
ご飯物は平日ランチに半額になる「ごはん」と「チャーシュー丼」「気まぐれ丼」になります。
きまぐれ丼はその日の内容が券売機の上に掲示されており、この日は「イクラとサーモンの親子丼」でした。
またコロナ期間以外はお酒もオーダーすることができ、「生ビール」や「ハイボール」「レモンサワー」が注文可能。
おつまみチャーシューも頼むことができるので、ラーメンを待ちながら一杯やることができます。
他にも「お子様ラーメン」というものもあり、子連れでの来店がしやすいのが嬉しいポイントです。
この中から、私は定番である「特製貝節潮そば」の大盛を注文。
妻はゲリラ限定麺の文字に惹かれて「海老薫る ノドグロ煮干と平子煮干の中華蕎麦」をオーダーしていました。
食券を購入し、店内の奥へと足をすすめると、店員さんから「テーブル席へどうぞ」と声をかけられました。
店内にはカウンターが7席と3人掛けのテーブルが1つあり、テーブルに着席すると店員さんが食券を回収しにやってきます。
卓上には「一味唐辛子」と「胡椒」が置かれており、紙エプロンは店員さんにいえばもらうことができます。
以前「煮干箱」さんに伺った時もそうでしたが、お店の中ではおしゃれな音楽が流れておりました。
raik さん系列のお店は音楽と調和した店づくりをされているのも魅力の一つと言えるでしょう。
「特製貝節潮そば」とゲリラ限定麺「海老薫る ノドグロ煮干と平子煮干の中華蕎麦」
特製貝節潮そば(大盛)
ゲリラ限定麺「海老薫る ノドグロ煮干と平子煮干の中華蕎麦」
ラーメンが到着したのは食券を渡してから大体5分くらいしてからでしょうか。
着丼したラーメンは表面に浮かぶ油がキラキラと輝き、若干白濁としているスープがその濃厚さを表現しています。
スープを啜ってみれば、まずアサリとシジミの味がガツンときて、その後で貝出汁を優しく包むように節系と乾物が効いてきます。
塩ダレには「ゲランドの塩」「ピンクソルト」「福塩」の3種類がブレンドされており、これが出汁の味を極限まで引き立ててくれるのです。
味変として用意されている貝のキモを使ったペーストを混ぜれば、さらにコクと濃度が上がりスープの印象はガラッと変わります。
これで動物系のスープは不使用とのことですから驚きの一言です。
貝を使ったスープは生臭さが少しでもあるとそれだけでガクッと味が落ちてしまうのですが、このスープには臭みが一切ありません。
まさに「魚貝出汁による魚貝出汁のためのスープ」と言えるでしょう。
さて、麺は三河屋製麺製の細麺。
低下水のパツパツ麺であり、啜り心地もよく、スープとの絡みも抜群です。
今回は大盛りにしましたが、難なく胃のなかに収まっていきます。
トッピングは先に書いた「貝きものペースト」を筆頭に「青葉」「3種類のチャーシュー」「刻み紫玉ネギ」、「岩海苔」「味玉」と具沢山です。
チャーシューは低温調理された肩ロースと、これまた低温調理された鶏胸肉。
さらに炙られた豚焼豚が一枚ずつ盛り付けられています。
スープに動物系は入っていませんが、一つ一つが丁寧に調理された種類の違うチャーシューがトッピングされているため、これで動物系の旨味を感じることができます。
また妻がオーダーしていたゲリラ限定麺の「海老薫る ノドグロ煮干と平子煮干の中華蕎麦」もいただきましたが、定番を超えるのではないかと思うくらいの衝撃。
以前ノドグロラーメンを食べたことがあるのですが、あまりの臭さに敬遠していたきらいがあったのですが、このラーメンは完璧です。
一切の臭みなしに平子の煮干とノドグロの煮干の旨味が最大限に抽出されています。
そこに乾物の効いた優しいかえしが合わさることで唯一無二の芳醇な一杯が完成しているのです。
麺もぱつぱつ麺でスープとの相性は抜群。
トッピングは「炙りチャーシュー」が3枚に、「ネギ」「海苔」「玉ねぎ」「小エビ」と豊富であり、また中央に置かれた「桜」のトッピングには春を感じさせる ような粋な演出がされています。
加えて、妻が頼んでいた気まぐれ丼である「イクラとサーモンの親子丼」も絶品。
量は少なめですが、身の引き締まったサーモンに程よい塩味のイクラがごはんと非常にマッチします。
ぜひ、ラーメンを食べても胃袋に余裕がある方はオーダーしてみてください。
今回いただいたラーメンはどちらも非常に繊細であり、バランス感覚のいい一杯でした。
出汁の効いたラーメンがお好きな方は是非一度は足を運んでみるべきお店と言えるでしょう。
「特製貝節潮そば」近影
イクラとサーモンの親子丼
もっと詳しく
個人的評価
ここまで方南町の名店「CB raik」さんに焦点を当ててご紹介をしてまいりました。
魚貝出汁の効いたラーメンが好きな方にはぜひともおすすめしたいバランス感覚の良い一杯でした。
私の個人的な評価は「特製貝節潮そば」が93/100点、「海老薫るノドグロ煮干と平子煮干の中華蕎麦」は94/100点です。
貝出汁のラーメンは没個性的なものが非常に多いのですが、「CB raik」さんのラーメンは貝と節系を合わせることでここまで貝出汁ラーメンの可能性が広がるのだということをまざまざと見せつけてくれます。
また今回のゲリラ限定麺である「海老薫るノドグロ煮干と平子煮干の中華蕎麦」は限定であることが非常に残念なほどの完成度と言えるでしょう。
通俗的で凡庸な煮干ラーメンとは一線を画すこの一杯がもう一度食べられることを望むばかりです。
今回は2杯とも非常に満足のいく一杯でした。
方南町は若干アクセスがしづらい場所にありますが、ぜひ近くまでお立ち寄りの際は訪問してみてください。
そして、レギュラーの貝節そばだけでなく、ぜひ限定麺にもチャレンジしていただけたらと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
また美味しいラーメン屋さんが見つかりましたら記事にしたいと思います。
店名 | CLAM&BONITO 貝節麺raik |
営業時間 | 火曜~土曜 11:30~15:00 / 18:00~22:00 日曜・祝日 11:30~15:00 / 18:00~21:00 ⇨11:00〜19:30(2022年2月16日現在) |
定休日 | 毎週月曜 |
住所 | 東京都杉並区方南2-21-21 |
最寄り駅 | 方南町駅 |
路線 | 丸の内線 |
TEL | 03-5913-9119 |
https://twitter.com/CB_raik | |
食べログ | https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131903/13219341/ |