記事の内容
- 低温調理機 Boniq (ボニーク)とは何か
- 低温調理機 Boniq (ボニーク)でできることは何か
- 低温調理機 Boniq (ボニーク)の実際の使い方
コンビニのサラダチキンに飽きたので……
とうとう私の下に最強のダイエット「器具」が到着いたしました。
それはアブローラーでもダンベルでもなく、低温調理器。
その名もボニーク(BONIQ)。
以前から、私はダイエットにおいて重要なことのひとつに、タンパク質をしっかりと摂取することを挙げてきました(参照:【3ヶ月-15キロ】おすすめのダイエット方法【インターミッテントファスティング/プチ断食】)。
しかしながら、ダイエットにおける食事は基本的にワンパターンになってしまいがちです。
その結果、開始直後はおいしいと思いながらよく食べていたサラダチキンは、もう見たくもないほど身体が拒絶してしまいます。
また、市販のものの味付けにも飽きてしまうので、自分で作ってもみるのですが、火を通すことを意識する余り、お肉を焼きすぎてしまって、硬くなってしまう。
ダイエットをされている多くの方も、大なり小なり、こうした経験をされているのではないでしょうか。
私自身、ダイエットももう既に5か月目に突入しており、なんとかこの「飽き」から脱却する方法はないかと模索していたところ、友人に勧めて貰ったのがこの「ボニーク(BONIQ)」でした。
この調理器は、私がおすすめしている食材の多くを一段上の美味しさに導いてくれるのです。
ボニークって何?
これまで低温調理器は海外のものしかなく、言語の問題からサポートをうけることが大変でした。
しかし、2017年にクラウドファウンディングによって誕生したのが、今回おすすめする国内初の低温調理器ブランド、ボニークなのです。
このなにが凄いかと言えば、お肉に加える熱の温度を自在に設定でき、またその温度を簡単にキープしてくれる点です。
料理も基本的には科学の対象となります。
したがって、どれくらいの熱を加えるかによって、お肉の反応も変わってくるのです。
お魚であれば45度を超えたあたりから、生の食感が失われますし、お肉であれば62度を超えたあたりから、お肉そのものの柔らかさが消えていってしまいます。
逆にいえば、その温度を超さないように火入れをすると、例え安いお肉でも柔らかでジューシーなお肉に化けてしまうと言うわけです。
この技法は昔から料理人の間では用いられていました。
すぐに思い出されるのは、フジテレビ系列で1993年から1999年まで放送されていた伝説の料理対決番組「料理の鉄人」の「牛肉対決」で、「和の鉄人」道場六三郎氏が湯煎を用いて低温調理を行っておりました。
その試食において、道場氏本人が少し火入れをしすぎてしまい、お肉が堅くなってしまったと語っていたように、プロの料理人でさえ火入れの管理をするのは難しいものなのです(もちろん、番組の性質上、時間制限だったり、自分の店とは異なる調理場であったりと様々な要因があるとは思いますが)。
ですが、このボニークはそんな難しい作業を必要とせず、素人でも簡単に火入れの管理ができ、プロさながらのお肉料理を作ることができるのです。
ボニークをダイエットで用いる意義はまさにここにあり、手軽に、しかし、美味しく食べながらダイエットができるということなのです。
ボニークでできること
このボニークにはたくさんの用途があります。
牛肉はもちろんのこと、ローストポークも簡単に調理が可能です。
魚もオリーブオイルと一緒に低温調理をすることで、生の食感を残しつつ、とろけるような歯触りが堪能できます。
イメージとしては、コンビニに売ってあるサラダサーモンを手軽に、そして安価に作ることができるようになる感じでしょうか。
そしてダイエットをする上で一番おすすめなのが、鶏胸肉を低温調理することです。
ダイエットではそのヘルシーさからとても重宝される鶏胸肉ですが、熱を加えすぎるとパサついて、とても食べづらくなってしまいます。
しかし、このボニークであれば、63度の温度で一時間湯煎してあげることで、とても胸肉とは思えないほどしっとりとした食感が味わえるようになります。
ボニークを使えば、私のようにサラダチキンに飽きた人間でも、苦しむことなくヘルシーにタンパク質を摂取することができるようになります。
私の実感として、ボニークの一番のメリットは鶏胸肉をおいしく食べられるようになるということにあると思います。
またレバーも低カロリー高タンパクのダイエット向き食材ですが、火を入れすぎるとぼさぼさとした食感になってしまい、食べるのが苦行になってしまいます。
そんな鶏レバーもボニークを使えば、とてもクリーミーで、口の中でとろけるような食感となります。
他にも、スープを作れたり、昆布から出汁をとったり、はたまたデザートとしてクリームブリュレが作れたりと、様々な用途に用いることができます。
ボニークを使ったレシピも、食べログでたくさん紹介されいますし、なによりもボニークの公式サイトでも動画付きで紹介されています。
ボニークによって料理の幅が格段に広がりますので、料理の苦手な方や、あまり料理をしない方に特におすすめです。
これさえあれば、ダイエットでワンパターン化している料理に新たなヴァリエーションを加えることができ、さらにいつも食べているものよりも美味しくいただくことができるようになります。
秘密兵器、到着
このボニークが我が家の仲間入りをしたのは2020年2月5日のお昼頃でした。
それから急いで、お肉屋さんに直行し、ローストビーフ用の塊肉1kg、鶏レバー、砂肝などを買い、鮮魚コーナーではサーモンや白子を買いあさりました。
帰宅後、早速中身を確認してみると、ボニーク本体の他に、ボニークを鍋に設置するためのホルダー、取り扱い説明書、そしてボニークのガイドブックが入っておりました。
ガイドブックには低温調理をする際の注意点、低温調理がそもそもどんな仕組みなのかが説明されており、低温調理の入門として理解しやすい内容となっています。
ボニークを箱から出し、手に取ってみると、私が予想していたよりもも小さく感じました。
公式サイトを見ると、高さ37cm、最大幅10cm、最小幅6cm、奥行き11cmだそうで、とてもスリムに設計されており、スペースを取らずに収納しておくことができます。
ボニークの使い方
ボニークの使い方はとてもシンプルです。
説明書を読めばすぐに誰でも使うことができると思いますが、以下に簡単にではありますが、説明させて頂きます。
とりわけ、最低5リットルのお水が入る鍋であれば、基本的にどれでも使うことが出来ます。
まず鍋の縁にホルダーを設置し、そのホルダーの輪の中にボニーク本体を差します。
電源コードを差し込むと、ボニークの画面が上記の写真のように表示されます。
一番上の大きな文字で書かれた数字は、今現在の鍋の中の水温(現在温度)になっています。
その下の小さな文字で表示されている数字は、調理する際に設定した温度(設定温度)になります。
左の温度計のようなマークは、下の温度(調理する際の温度)を設定するボタンになります。
右の時計マークは、今回の調理において、どれだけの時間調理するかを設定するボタンになります。
上記写真の青く光っている箇所を上下に回すことで温度や時間を決めることができます。
どちらのボタンも設定すると、5回点滅し、以下のように青くなると設定完了となります。
一番真下のボタンはスタートとストップのボタンとなります。温度計のマークと時計のマークのどちらも青く光りましたら、このボタンを押すと調理が開始されます。
続いて、肝心の食材ですが、ブリザードパックを用意し、そこに密閉して入れます。
もちろん密閉する前に、材料に塩こしょうをふったり、パックの中にオリーブオイルやニンニクなどを入れたりしましょう。
レシピ毎に食材の下ごしらえは変わってきますので、それぞれのレシピを参考にして行って下さい(参照:ボニークの公式サイト)。
その後、水につけながら、水圧によって空気を抜き、真空状態にして、スタートさせます。
真空状態にする理由としては、熱の伝導率を高めるためと、浸透率によって少ない調味料で均一に味付けができるようにするためです。
ですから、ここでしっかりと空気を抜くようにしましょう。
あとは設定した時間になるのをほったらかして待つだけです。
湯煎によって、ムラなく均一に火を入れることができ、レアの食感を楽しむことができるようになります。
手頃な値段で、しかも簡単な手順で難しい火入れができる。
もはやボニークは、私のダイエットにはなくてはならないものとなりました。
最後に
いかがだったでしょうか。
簡単にではありますが、ボニークの意義と使い方をお伝えしてきました。
ダイエットには必ず制限というものがつきものですが、しかし、禁欲ばかりでは絶対にうまくいきません(参考:【4か月】ダイエット入門とその戦略【−16キロ】)。
上手にダイエットをするコツは、いかに美味しいものや自分の好きなものとつきあっていくかにかかっています。
誰だってサラダチキンだけしか食べなければ、飽きというものが必ずつきまとってきます。
その結果、暴飲暴食を繰り返して、ダイエットが失敗に終わってしまうということも珍しくはありません。
ですから、ダイエットを継続するために、少しでも美味しいものを求めるということは絶対的に大事なことなのです。
今回ご紹介したボニークは、本当に手軽に調理ができるので、とりわけ料理経験が少ないであろう男性にもおすすめできます。
是非、ダイエットのお供に使ってみてはいかがでしょうか。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。