記事の内容
- 新羽の人気店「ハイパーファットン」さんのらーめんについて
- 実食レビュー
新たなF系
ハイパーファットンさんのTwitter(@hfatton_nippa)には以下のような文章があります。
「J系・G系・家系でもない、唯一無二のF系を提唱」
このような文章を見ると胸が熱くなります。
J系とはおそらくジャンク系のことであり、G系とはおそらく二郎系のことでしょう(間違っていたら訂正をお願いします)。
そんなJ系ともG系とも家系とも異なる「系」、それがハイパーファットンさんが提唱する「F系」(ファットン系)なのです。
ここに新たなラーメンのジャンルを開拓しようというハイパーファットンさんの野心が示されているのです。
そんな野心を持ち、気概のあるラーメン屋さん行くしかありません。
そこで今回、だいぶ遠出になりましたが、電車を乗り継いでハイパーファットンさんのある新羽駅まではるばる遠征をしにやってきました。
野心マシマシのラーメンとは一体どんなものなのでしょうか。
この記事がハイパーファットンさんに行きたいと思っている方のお役に少しでも立てたら幸いです。
ラーメンを食べながらダイエット
「ハイパーファットン」さんへの経路
「ハイパーファットン」さんは神奈川県にあります「新羽駅」が最寄駅となります。
あまり聞きなれない駅名ですが、横浜市営地下鉄ブルーラインで訪れることができます。
横浜市営地下鉄ブルーラインはあざみ野駅から横浜駅を通って湘南台まで続いている路線のようです。
東京からはアクセスしづらいですが、東急田園都市線であざみ野に向かい、横浜市営地下鉄ブルーラインに乗り換えるのが一番良さそうなルートのようです。
渋谷から新羽までは乗り換え一回で約40〜50分、横浜駅からであれば15分くらいで訪れることができます。
さて、新羽駅からハイパーファットンさんまでの経路ですが、改札を出たらまっすぐに進み、道路にぶつかったら左に曲がります。
すると十字路が現れ、向こう側にデイリーヤマザキが見えてきます。
この十字路をデイリーヤマザキの方へと渡り、デイリーヤマザキを正面に向かって左手に進みます。
そのまま道なりに進んでいくと、右手に「焼き鳥・焼きとん 博多屋」さんとハイパーファットンさんの看板が見えてきます。
その店のすぐ先に脇道があるのでそこを右折するとハイパーファットンさんにたどり着きます。
所要時間はおよそ5分弱と言ったところでしょうか。
ハイパーファットンさんには専用駐車場はありませんので、車で訪問する際は有料駐車場を利用するようにしましょう。
店内とオーダーの仕方
ハイパーファットンさんの券売機
卓上と無料トッピング表
ハイパーファットンさんには朝の9:20頃に到着。
平日にもかかわらず、カウンターには4名ほど先客がいました。
店内に入ってすぐ右手側に券売機が置かれています。
ラーメンの種類は全部で4種類になります。
1/ラーメン、2/辛いラーメン、3/汁なしそば、4/限定になります。
ラーメンはミニラーメンと小ラーメンがあり、150円で150g麺を増すことができます。
ミニラーメンが通常のお店と同じ麺量で、小ラーメンは通常のお店の麺の倍くらいの量があります。
限定は日によって変わり、食券機の上にその日の限定ラーメンが掲示されています。
限定ラーメンが希望の方は対応する食券を買うようにしましょう。
トッピングは豚券、生卵、生姜、チーズ、ネギ、うずら(5個)と充実したラインナップです。
豚券は二郎系で言うところの豚マシです。
生卵は別皿でくるので、溶いてすき焼き風に麺をつけて食べましょう。
他に追い飯というトッピングもありますが、こちらは限定など対応しているラーメンでないとオーダーできないようです。
またテイクアウトしてお家で食べたい人用にお土産ラーメンも用意されています。
店の外にも冷凍されたお土産ラーメンが売っていますので帰りがけに購入していくのもいいでしょう。
さて私がオーダーしたものですが、「小らーめん」に「豚券」「うずら」を購入しました。
妻は無難に「小らーめん」を注文していました。
食券を購入すると店員さんに席を案内されます。
席数はカウンターが8席、4人掛けテーブルが1つ、2人掛けのテーブルが2つです。
私たちは横並びの二人掛けテーブル席に通されました。
テーブル席の場合、食券を渡した段階で無料トッピングを聞かれ、カウンターの場合はラーメンが出来上がる前に聞かれます。
無料トッピングは二郎系と同じく任意で好きな量を選ぶことができます。
無料トッピングの種類はa/にんにく、b/あぶら、c/味の濃さを自分の好みに応じて調整することができるのです。
ただそれぞれで調整できる量の幅が違います。
a/にんにくは「少し」「ニンニク」「ニンニクマシ」「ニンニクマシマシ」の4段階から、b/あぶらは「アブラ」「アブラマシ」の2段階、c/味の濃さも「カラメ」「カラカラ」の2段階から選べます。
コールの仕方は二郎系とほとんど一緒なのですが、何も入れたくない時は「そのまま」と答えるようにしましょう。
妻はニンニクを「少し」だけ、自分は「アブラマシ」「ニンニクマシ」を注文しました。
卓上にはカエシの他に一味唐辛子が置かれています。
二郎系の場合、野菜から水分が出るため味がしなくなってしまうことが多々あるため、卓上にカエシが置かれているととても有難い場面が多いです。
もちろんそれは二郎系の話であって、F系の場合は違うかもしれません。
また店内にあるトイレは洋式で、綺麗に掃除されています。
総じて接客も二郎系でよくある高圧的なものではなく、非常に優しいため、どんな人でも気軽に入ることができるお店と言えそうです。
小ラーメン+豚券+うずら
「小らーめん」+「豚券」+「うずら」
ズームの写真
ラーメンは注文から7分ほどで到着。
運ばれてきたラーメンは見た感じしっかりと乳化しており、かつ程よい油膜でその外観から食欲をそそってきます。
最初に目でラーメンを楽しんだ後は、卓上にあるレンゲを手に取りスープを一口。
濃厚ではあるもののどちらかと言えばマイルドな豚骨スープで、アブラマシでオーダーしたにもかかわらず、アブラの嫌なしつこさはありません。
パンチが効いた手荒なラーメンではなく、しっかりと豚の旨さを感じさせてくれます。
カエシはキリッと立っており、乳化した豚骨スープと合わさることで豊かなコクを生み出しています。
麺は二郎同様に極太麺。
ですが、しっかりと茹でられているため結構やわめな印象です。
ゴワゴワ系が好きな方にはちょっと物足りないかもしれませんね。
ですが、麺は旨味たっぷりの乳化スープをしっかり吸ってくれているため、気がつけば麺を啜る手がとまらなくなっています。
トッピングはデフォで厚切りの豚とキャベツがトッピングされています。
豚は煮込みに煮込まれていて、箸で軽く触っただけで崩れてしまう神豚です。
新羽駅は遠いですが、この豚を食べるためだけに何度も訪問しようという気持ちになれます。
お腹に余裕のある人は豚券追加はマストですね。
キャベツはアクセントにはなりますが、個人的には微妙です。
あまり味が染み込まず、美味しいスープがなんだかもったいなく感じてしまいました。
ですが、無料トッピングのニンニクは乳化したスープにベストマッチ。
ニンニクをスープに溶かせばそれまでマイルドだったラーメンはパンチ力のある豚ラーメンに早変わりです。
他にもトッピングで追加した「うずら」もこういったラーメンにはかかせません。
スープに浸して食べることでうずらの旨さが段違いに跳ね上がります。
私なりにG系とF系の違いを考察するならば、F系はG系に比べてマイルドな味わいで、より万人向けといった感じでしょうか。
全く飽きることなく最後まで完食することができました。
豚の旨味をダイレクトに感じることができるF系恐るべしです。
もっと詳しく
個人的評価
ここまで新羽にあるF系ラーメン「ハイパーファットン」さんをご紹介してまいりました。
新たな「系」を作り出そうとするその野心に相応しい豚の旨味が炸裂した一杯でした。
そんなハイパーファットンさんの個人的評価ですが、88/100点です。
丁寧に作り込まれたスープに、ほろほろの豚は一度はぜひ食べてみるべきラーメンです。
麺も好みは分かれそうですが、スープとの相性バッチリです。
ですが、トッピングのキャベツはもう一工夫ほしい感じがします。
もやしと違って水分でスープが薄くならないのは良いのですが、やはり折角美味しいスープがもったいない気がしてなりません。
ですが、総じて美味しい豚ラーメンであり、遠出をしてでも定期的に食べたくなる味です。
ぜひ新羽駅の近くにいらっしゃった際には足を運んでみてください。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
また美味しいラーメン屋さんを見つけましたらご紹介いたします。
店名 | ハイパーファットン |
営業時間 | 平日(祝日含む) 11:00~23:00 土曜 10:00~20:00 ※コロナの影響で営業時間に変更がある場合があります。 ⇨コロナ禍:9:00〜21:00(T.Oは23:00まで) |
定休日 | 日曜 |
住所 | 〒223-0057 神奈川県横浜市港北区新羽町1688-1 1F |
最寄り駅 | 新羽駅 |
路線 | 横浜市営地下鉄ブルーライン |
TEL | 非公開 |
https://twitter.com/hfatton_nippa | |
食べログ | https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140206/14068605/ |
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