【八幡山】おすすめの牛肉出汁：ラーメン モモヤ【京王線】

はじめに

今日はこれまで行ったことがない場所に行こうと思い、八幡山に出かけました。

八幡山駅がある京王線沿線は実はラーメン激戦区と言えます。

有名どころですと、仙川にあるしば田さんや上北沢のらぁめん小池さんなどがその代表格でしょうか。

そんなラーメン激戦区である京王線沿線に、今年（2020年）の4月にできたラーメン屋さんが本日お邪魔した「ラーメン モモヤ」さんです。

モモヤさんのラーメンは一見するとどこにでもあるような「普通のラーメン」のように見えますが、実は通常の作り方とは異なるものすごく拘って作られたラーメンなのです！

今回の記事ではモモヤさんの魅力を皆さんにお伝えできたらと思います。

ラーメン モモヤ への道

ラーメン モモヤさんは新宿から約15分くらいの京王線八幡山駅に店を構えています。

八幡山駅は各停以外に、快速も止まる駅です。

そんな八幡山駅から「モモヤ」さんは徒歩で2分くらいのところにあります。

八幡山唯一の改札を出て右に曲がると、焼肉屋「三つ星」さんがすぐに見えてきますが、そこをさらに右へ。

すると左に曲がることができる小道がすぐに見えてきますので、そこを曲がれば右手側にモモヤさんがあります。

この小道は車の往来がそこそこあるので、行かれる際には十分に気をつけて渡ってくださいね。

店内とオーダーの仕方

15時前頃に入店。

ドアを横に滑らせて店内に入ると特に華美な装飾もなく、シンプルな印象。

入ってすぐのところにコーラのケースがあり、ケースの中にはビール、そしてケースの上には手を拭くペーパーと、アルコールの消毒液が常備されています。

この消毒液を手につけるとものすごくいい匂いがしますが、鼻が利く方にとってはキツく感じる場合もあるので、過度につけすぎないようにするのが吉です。

カウンターは8席（入って左に6席、右に2席）、黒い丸イスが並んでおり、テーブル席はありませんでした。

お店は店主が一人で回しており、口頭でメニューを注文しますので、お金は後払いとなります。

その店主さんは、とても愛想がよく、人柄の良さが滲み出ている素敵な方でした。

さて、ラーメンの種類は大きく分けて２種類。

1/豚がベースになっている「モモヤラーメン」と、2/牛がベースになっている「牛ラーメン」です。

1/と2/のそれぞれにチャーシュ麺も用意されています。

また1/の「モモヤラーメン」は a/カツオ出汁 b/煮干し出汁 c/カツオと煮干しの合わせ出汁 d/魚介なし を選ぶことができます。

麺の種類も通常のもの以外で太麺も選択することができますが、ご主人曰く、太麺は1分30秒長く茹で時間がかかるとのことでした。

トッピングもメンマにほうれん草、卵を追加することができ、替え玉も100円で頼むことが可能です。

さらにアルコールもオーダーすることができるので、トッピングのメンマなどをおつまみに飲んでもいいかもしれませんね。

最後にトイレは和式でしたので、女性の方は少し注意された方がよろしいかもしれません。

今回は自分が牛チャーシューメン（太麺）を、連れがモモヤラーメン（合せ）を注文いたしました。

牛チャーシューメンとモモヤラーメン（合せ）

注文から5分ほどでラーメンが到着。

出汁の効いたいい香りがしてきます。

スープ

スープを一口飲んでみるとほのかな酸味と牛の濃厚かつ優しい味わい。

スープの濃度もよく、かえしとの調和もバッチリです。

さて、冒頭でモモヤさんのラーメンは「普通のラーメンとは異なる」と書いたのは、実はこのほのかな酸味というのがポイントなのです。

ふつう、ラーメンは動物の骨を長時間煮込んで出汁を取りますが、このモモヤさんは骨を使わずに、お肉から出汁を取っているのです。

これによりほのかに酸味があり、優しく、それでいてしっかりと出汁の効いた牛肉出汁のラーメンが完成するのです。

またスープの周りにある油分のようなものはコラーゲンになります。

これもお肉で出汁をとっているラーメンの特徴と言えます。

連れがオーダーしたモモヤラーメン（カツオ出汁と煮干し出汁の合せ）は、豚で出汁を取っており、牛ラーメンよりも濃厚な味わい。

そこにさらに全くえぐみのない魚介だしが加わるのですが、どちらもぶつかり合うことなく、それでいてどちらもしっかりとその存在感を示しています。

麺と具材

麺は先にも記した通り、太麺を選択。

量としては200gと他のお店よりも多いです。

しかしながら、その麺量にも関わらず、するすると無理なく体に入っていきます。

これも途中で飽きないような工夫され、そして完成されたスープがあってのことでしょう。

牛肉のチャーシューは、ホロホロに煮込まれていて、箸でスッと切れてしまうほど柔らかいです。

チャーシュー麺にしておいて正解でした。

またトッピングの配置も考えられており、見事と言えます。

特筆すべきは２種類のネギです。

白ネギはスープにつけすぎてしまうと風味や食感が損なわれてしまうが故に、青ネギの上に盛り付けされています。

青ネギも白ネギも、同じネギではありますが、異なるアクセントになっているのも良いですね。

メンマは甘めの味付けで、コーンは不要に思いましたが、これは完全に好みの問題ですね。

モモヤラーメンには豚のチャーシューが載っていますが、こちらは硬め。

スープに浸すことで柔らかくなります。

最後に

私個人のモモヤさんの評価は1/牛チャーシューメンが92/100点、2/モモヤラーメン（合せ）が90/100点とします。

優しい味わいで、最後まで無理なく食べることができるラーメンはなかなかありません。

出汁を上手に取った非常に完成度の高いラーメンと言えます。

店主さんも非常に優しい方なので、女性の方が一人でも入りやすいお店です。

ぜひ、八幡山にいく機会があれば立ち寄ってみてください。