記事の内容
- 稲田堤の地元民に愛される「コハクノトキ」のラーメンについて
- 実食レポート
噂の最恐キャロライナ・リーパーは見当たらず
仲本の北極を汗ひとつかくことなく食べきってしまう激辛マニアの友人が、辛すぎて食べることができないラーメンがある。
なんでも激辛マニアの間では結構名が通ったラーメン屋さんらしく、それにもかかわらず売りのラーメンは「博多豚骨ラーメン」なのだとか。
しかもご主人は博多豚骨ラーメンの名店「赤坂 秀」さんの店長を務められた方です。
そんな本格的な博多豚骨ラーメンのお店にもかかわらず、激辛ラーメンが提供されているのだそうです。
その理由は「キャロナイラ・リーパー」というギネスにも登録されている唐辛子を使用しているからであり、スプーン一杯で悶絶する辛さとのこと。
そんな最恐の唐辛子を怖いもの見たさもあり、今回は遠路はるばる稲田堤までやってきました。
店内にはキャロライナ・リーパーに関する注意書きがあるとのことでしたが、しかし、入店してみるとその記載はどこにもみられず。
お昼真っ只中で店主さんも非常に忙しそうにしてらっしゃったので聞くに聞けず、今回は泣く泣く(むしろホッとしながら?)「コハクノトキ」さん自慢の「博多豚骨ラーメン」をいただきて参りました。
そして、このラーメンが非常にうまかったため(替え玉も3回もしてしまったため)、当ブログでも是非ご紹介したいと思い立ち記事にすることとしました。
本記事が「コハクノトキ」さんにまだ行ったことがない方や、行こうと思っている方の参考になれば幸いです。
ラーメンを食べながらダイエット
「コハクノトキ」さんへの経路
「コハクノトキ」さんは二駅から、つまり、「稲田堤駅」と「京王稲田堤駅」からアクセスすることができます。
京王稲田堤駅は京王相模原線沿線にあり、稲田堤駅は南武線沿線にあります。
京王相模原線の急行を利用すれば新宿から20分強で到着することができ、また南武線を利用すれば川崎駅や立川駅、武蔵小杉駅などからもそこまで時間をかけずにアクセスが可能です。
さて「コハクノトキ」さんはこの二つの駅のうち、稲田堤駅から近い距離にあります。
まず稲田堤駅の出口を出たらすぐに左手側に曲がってまっすぐ進んでいきます。
それからすぐに T字路にぶつかるので、そのT字路を右折します。
保育園などがある細い道をそのまま進んでいくと、開けた通りに出ますのでそこを左に。
するとその目と鼻の先、左手側に見えてくるのが今回訪問させていただいた「コハクノトキ」さんになります。
所要時間は5分くらいでしょうか。
専用駐車場はないですが、近くにコインパーキングがあるため、車でもアクセスできるお店になります。
店内とオーダーの仕方
券売機
卓上
時刻は昼時の11:30頃。
店内には先客が3名いらっしゃいました。
オーダーは食券制で、券売機は店内に入って左奥に設置されています。
席数はL字カウンターで6席です。
ラーメンは「博多豚骨ラーメン」と「味噌ラーメン」の2種類。
博多豚骨ラーメンは破格の620円で、100円で替え玉をすることができます。
味噌ラーメンは1.5玉の「大盛り」と2玉の「特盛」が準備されています。
またトッピングが非常に充実しており、「豚トロチャーシュー」「キクラゲ」「味玉」「ネギ」「高菜」「海苔」「自家製麻辣醤」と多彩です。
とりわけ「自家製麻辣醤」が売りのようで、究極トッピングと書かれた後に「一度じゃまだまだ」「二度で納得」「三度食べたら病みつき」と三回食べてみることを勧めているようです。
なおこの麻辣醤は先述したキャロライナ・リーパーとは異なるみたいですね。
他にも「ライス」「半ライス」が販売されており、最後に雑炊のように締めるのも美味しそう。
「チャーシュー丼」も準備されているので、ガッツリ食べたいときはオーダーしてみるといいでしょう。
加えて「ビール」や「いいちこ」、「黒霧島」なんかも取り揃えているようで、そのおつまみとなる「枝豆」や「餃子」も注文することができるようです。
今回の訪問が「蔓防」の真っ只中だったため販売されていなかったのが残念でなりませんでした。
卓上も非常に充実しており、「ニンニク」や「紅生姜」をはじめ、「白ごま」「麺ダレ」「黒胡椒」などと豊富。
他にもお水はセルフサービスですが、コップが置かれている近くには餃子で使用するための「醤油」や「ラー油」「お酢」なども置かれています。
さて、今回私はコハクノトキさん1番のおすすめであろう「博多豚骨ラーメン」をオーダーしました。
そして今回は追加トッピングとして「キクラゲ」もチョイス。
購入した食券はカウンターの上の台に置いて店主に渡します。
このとき、ラーメンの作り方を自分の好みに調整してもらうことが可能です。
調整内容には3つの項目があり、1/麺の硬さ(粉落とし、バリカタ、カタ、やわ)、2/味の濃さ(濃いめ、薄め)、3/脂の量(多め、少なめ)となります。
好みのオーダーをしなければ店主が一番美味しいと思う調整で提供してくれるとのことで、今回は何も調整しないことにしました。
注意点としては店主から特に何も聞かれないので、もし硬さの好みがあるのであれば、自分から伝えるようにしましょう。
なおトイレは古いですが、洋式で清潔感があります。
店主さんは礼儀正しく、優しい方のため女性の方でも一人で気兼ねなく入店することができます。
「博多豚骨ラーメン」+「キクラゲ」
「博多豚骨ラーメン」+「キクラゲ」
贅沢な「キクラゲの山」
ラーメンをオーダーしてから5分ほどで着丼。
トッピングした「キクラゲ」の量が多すぎてほとんどスープが見えません。
そんなキクラゲを箸で少しどかして、まずは白濁としたスープとご対面。
色からしてとてもミルキーな感じが伝わってきますし、実際にスープを啜ってみるとやはりミルキー。
豚骨から純粋に取られた出汁は乳化しており、マイルドで濃厚な旨味で溢れています。
それでいて豚骨の嫌な臭みもほとんどなく、野生味も極力抑えられている印象です。
しかし、あぶらが多いためかスープは少しもったりしている感じがします。
麺は博多豚骨ラーメンに忠実な細麺ストレート。
加水率は低めのパツパツ麺で啜り心地も上々。
小麦の持つ本来の甘味も感じられ、濃厚なスープと相まって食べる手が止まりません。
ただ麺の量は少なく、替え玉を前提としている感じです。
トッピングはチャーシュー、キクラゲ、青ネギとシンプルなもの。
今回はキクラゲをトッピングしましたが、100円で追加したにしては他の追随を許さないほどの大盤振る舞いです。
チャーシューは豚トロをバーナーで炙り、余分な油を落としているのも高ポイント。
サクサクとした食感で香ばしく、脂っこさを感じません。
替え玉はその後二回しました。
替え玉は現金でも注文することができ、好みの硬さをオーダーすると数分で茹で上げてくれます。
そして替え玉を受け取るときは、自分が食べている丼をカウンターの上にある台に乗せてから丼の中に投入してもらいます。
今回は「バリカタ」と「カタ」で硬さを調整してもらいました。
やはり麺の茹で時間が少ないほどダイレクトに小麦の香りを楽しむことができますね。
ただ、替え玉を食べ進めていくとやはりラーメンが濃厚なため少し重たくなってきます。
そのときは卓上の「紅しょうが」などで味変してあげると最後まで美味しく食べることができます。
非常に美味しい一杯でした。
もっと詳しく
個人的評価
ここまで稲田堤にある「コハクノトキ」さんのラーメンについてレビューして参りました。
これだけ本格的な博多豚骨ラーメンを食べられる店はそうそうないと言って良いでしょう。
そんなコハクノトキさんですが、私の個人的評価は85/100点です。
豚骨のピュアな旨味が前面に出された一杯であり、そのうまさに感動すら覚えるのですが、何度も替え玉をするならば少し飽きがきてしまいます。
加えてラーメンを食べ進めていく、若干あぶらに胃がもたれてしまう感じもします。
したがって、途中からでも高菜や麻辣醤などで味変を試みといいかもしれません。
それでも本格的な博多豚骨ラーメンを食べることができて大満足の稲田堤遠征でした。
また店主さんはお客さんとのコミュニケーションを大事にされているようで、地元の方なのか色々なお話をされているようでした。
とても雰囲気がよく、地元の方々に愛されるラーメン屋さんでとても気持ちが暖かくなりました。
ぜひまた伺いたいと思います。
なお次回訪問することがあればキャロライナ・リーパーがあってほしいですね。
救急車に乗る覚悟で完食を目指します。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
また美味しいラーメン屋さんを見つけたらレビューしたいと思います。
店名 | コハクノトキ |
営業時間 | [月~土]11:30~14:00 17:30~23:00 [日・祝]11:30~14:00 スープ・食材切れでの終了あり ※コロナの影響で営業時間に変更がある場合があります。 |
定休日 | 不定休 |
住所 | 神奈川県川崎市多摩区菅1-5-28 |
最寄り駅 | 稲田堤駅・京王稲田堤駅 |
路線 | 南武線・京王相模原線 |
TEL | 非公開 |
ブログ | コハクノトキの日記 |
食べログ | https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140506/14067699/ |
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