【栃木県・中禅寺湖】華厳の滝にある「ちたけうどん」の店「会津屋食堂」【日光市】

観光地にある昔ながらの食堂

11月初旬、コロナが落ち着いた時期を見計らって栃木県にある中禅寺湖にドライブをしに行ってきました。

中禅寺湖は日光市にある有名な観光スポットです。

近くには華厳の滝もあり、修学旅行で来ているのか小中学生の姿がちらほら見受けられました。

車を華厳の滝近くにある駐車場に停めて降りてみると、もう季節は冬です。

秋服ではもう寒さを防ぐことができないほどの冷たい風。

そんな寒さが凜々と身にしむ中、湖を背にして華厳の滝に向かっているとなにやら出汁のいい香りが漂ってきます。

その出汁の香りに誘われるように入ったお店が今回ご紹介する「会津屋食堂」さんとなります。

「ちたけ」という聞き慣れないうどんを売りにしている食堂ですが、その味を実際に食してみたので是非ここでご紹介したいと思います。

「会津屋食堂」さんへの行き方

会津屋食堂さんには最寄り駅はありません。

車を運転して「いろは坂」を登った先にあります。

いろは坂は左右に曲がりくねった一本道で、20分ほど登った先に中禅寺湖が見えてきます。

いろは坂は有名な「紅葉の名所」ですから、運転しながら景色も楽しむことができます。

ですが、名所であり、また一本道であるがゆえに紅葉の時期は渋滞による混雑が予想されます。

紅葉の時期に中禅寺湖に向かう際は時間をずらして渋滞を回避するなどの工夫が必要となります。

また、もし自分の運転で中禅寺湖に行かないとすれば、東武鉄道東武日光駅から「中禅寺温泉行き」のバスに乗って向かう必要があります。

バスの所要時間も一時間弱ほどかかりますので、旅行計画を建てる際は十分にお気をつけください。

店内とオーダーの仕方

引き戸を開けて入店すると、おばちゃんに空いている席へと案内されます。

カウンター席はなく、テーブル席が十数席あり、奥には座敷もあるようです。

着席するとお水が運ばれてきます。

また卓上には箸の他にコショーにラー油、七味唐辛子が置かれています。

メニューはテーブル席に置いてあり、そこで食べたいものを選んでおばちゃんに伝えます。

メニューはラーメンやそば、うどんの他にカレーライスやソースカツ丼もあり、今回はその中から私が「ラーメン」で、妻が「ちたけうどん」をオーダーしました。

ラーメンにしたのは店頭に「旨い鶏ガララーメン」とデカデカと書かれていたためであり、「ちたけうどん」にしたのは「ちたけ」という聞き慣れない単語に興味が引かれたからです。

なお、おばちゃんたちの動きはとてもゆっくりなので気長に待つのが吉です。

「ちたけうどん」と「ラーメン」

お店が空いていたこともあって、オーダーから5分程度でラーメンとちたけうどんが到着。

ラーメンスープを一口すすれば、外気に冷やされた身体が芯から温まっていきます。

そして「旨い鶏ガララーメン」の謳い文句に偽りのないやさしい鶏出汁が口いっぱいに広がります。

具材はわかめを始め、ネギ、チャーシュー1枚、ナルトにメンマと王道のトッピングといった感じ。

安いラーメンにありがちなわかめがでろでろになっておらず、チャーシューもしっかり煮込まれていて歯ごたえがあります。

ただメンマがとても甘いのが個人的には残念なところ。

麺にはこれといった特徴はないのですが、ストレート麺であっさりとしたスープに良く合います。

総じて美味しい中華そばであり、500円でこれが食べられるなら大満足の一杯でした。

また妻が頼んでいた「ちたけうどん」ですが、スープを啜ってみると芳醇なきのこの香りが鼻を突き抜けます。

おそらくカツオや椎茸などで出汁をとっており、その味は非常に濃厚。

ただ味付けは結構甘めという印象です。

ちたけは他のきのこ類とは違う食感と風味で弾力があって美味です。

具材はちたけの他にナスが入っており、他にかもぼことネギが添えられています。

しかし、今回のトッピングではちたけよりナスのほうが多かったのが少し残念でした。

うどんはもちもちで、ちたけの出汁をその身にまとってするすると口の中に入っていきます。

名物だけあってここでしか食べることができない一杯と言えるでしょう。

個人的評価

ここまで栃木県は日光市にある「会津屋食堂」さんをご紹介してきました。

ちたけうどんはテレビで紹介されたことも納得の出汁の効いたスープでした。

またあたたかい鶏ガララーメンは冬の足音が聞こえてくるこれからの季節に是非おすすめしたい一杯です。

是非、華厳の滝や中禅寺湖に観光に行く機会があれば立ち寄ってみてください。

個人的な評価はラーメンが81/100点、ちたけうどんが83/100点です。

あくまでも個人的な評価ですのでご了承ください。

またおいしいラーメンがみつかったら記事にしていきたいと思います。

ここまでお読みくださりありがとうございました。