記事の内容
- 勉強会をする場所・スペースについて
- 勉強会の会場を選ぶ際に押さえておくべきポイント
- メリットとデメリットをそれぞれ解説
仲間と一緒に勉強することの意義と場所の問題
一人で勉強することも大切ですが、仲間たちと一緒に勉強会をすることも非常に意味があります。
一人ではわからなかったことが他の人の話を聞くことで理解できるようになる場合が多々あるからです。
「三人寄れば文殊の知恵」と言いますが、人がどんどんと増えて議論が活発になったほうがより学習効果もあがります。
だからこそ一つの課題を決めて勉強会を開くことに意味があるのです。
勉強会を開く場合、自分の友人だけでなく、外部からも人の流入があったほうがより優秀な人が集まります。
今ではSNSを利用することで簡単に同じ目的をもつ人とつながることができ、切磋琢磨することが可能なのです。
しかしながら、不特定多数の勉強会を開こうと考えた場合、会場をどこにするかという問題が発生します。
友人同士でいいなら、少人数が座れるスペースを探せば良いのですが、外部の人がくるとなるとそれなりの場所を考える必要が出てきます。
実際、私も学外者や社会人の方と一緒に勉強会をする場合、場所をどこにするかで非常に悩んだ経験があります。
そこで私がこれまで行ってきた経験をもとに、勉強会を行う上でおすすめの場所についてお話していきたいと思います。
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勉強会の会場を選ぶ際に押さえておくべき3つのポイント
勉強会の場所をどこにするか考える際、押さえておくべき点があります。
それは勉強会の会場をどこにするとしても1/メリット・デメリットが存在するということです。
静かで広い勉強会に適した空間を求めるなら、多少なりとも努力する必要が出てきます。
逆に周りがうるさくても複数名で大きいテーブルを利用するだけでいいのならば、簡単にみつかるでしょう。
しかし、環境が整っていないと集中できないことが多々あり、本末転倒になってしまう可能性があります。
このように勉強会の会場探しでは、それぞれの勉強場所のメリット・デメリットをしっかりと把握する必要があるのです。
また軽視しがちなこととして、2/ホワイトボードの有無があります。
私の経験上、勉強会をするなら、絶対にホワイトボードはあったほうがいいです。
なぜなら、議論を図示したり、まとめたりする時に非常に便利だからです。
ホワイトボードがあるのとないのとでは、参加者の理解度までもが変わってくると言っても過言ではありません。
加えて、3/コンセントがあるかどうかも重要です。
勉強会の参加者の中にはパソコンを持ち込む人も少なからずいらっしゃいますし、議論に熱が入れば入るほど勉強会の時間は長くなっていくのでコンセントがつかえるかどうかも会場選びではキーポイントになります。
CHECK
1/勉強会の会場候補にはどれもメリット・デメリットが存在する。
2/ホワイトボードは議論を図示したり、まとめたりするのに便利なのである方が学習効率があがる。
3/勉強会は長期戦になりがちなのでコンセントの有無も確認すべし。
勉強会をするにあたってオススメの場所
無料
大学の施設(オススメ)
当たり前のことですが、大学の教室はホワイトボードやコンセントがあるため、非常に勉強会に適した環境と言えます。
また大学によっては、図書館などに学生同士で使うことができるワーキングスペースがあったりします。
コチラも多くの場合はホワイトボードが設置されており、Wifiも完備されているケースが多いです。
勉強会に必要な設備を無料で使うことができるため、大学生・大学院生の方は是非活用してみるといいでしょう。
しかしながら、ほどんどの大学において、無断で教室を使うことはできず、大学やその学部の事務室に教室使用許可を取る必要があるのです。
そして多くの場合、教室の使用許可を取るために、大学の先生の許可が必要であったり、先生が勉強会に出席する必要があったりします。
したがって、大学の教室を借りようとする場合は必ず大学やその学部の事務に確認するようにしてください。
加えて、大学内にあるワーキングスペースも、同じ大学の友人同士でしか利用することができない場合が多いです。
なので、学外者が勉強会に参加できないことになってしまいます。
勉強会の会場を選ぶ前に、その大学の施設のルールを確認するようにしましょう。
POINT
メリット:ホワイトボードやWiFiがあったりと、勉強会に適した環境を無料で使うことができる。
デメリット:勉強会の会場として使うためには、教室の使用許可証が必要の場合が多い。図書館などにあるワーキングスペースも学内者のみ利用可能で、学外者は利用できない場合が多い。
コミュニティセンター
各自治体が運営しているコミュニティセンターなども会議室を貸し出している場合があります。
設備自体は各自治体ごとに変わってきますが、勉強会をする環境としては申し分ない場合が多いです。
静かな空間で勉強会を行うことができます。
難点としては、一般の方々が誰でも利用できるため、予約が取りにくい場合が結構あります。
場所は駅から遠い場所にある場合が多く、集まりにくいこともしばしばです。
駅から近いところであれば集まりやすいのですが、そのような駅チカのコミュニティセンターは非常に人気があって予約が埋まってしまいがちです。
またその市ないし区などに住んでいる人が一定数以上いないと利用できないなどの制約もあります。
場所によってはお金を取るところもあるので確認が必要であるといえるでしょう。
自治体によっては、コミュニティセンターではなく名称が異なる場合があるのでご注意ください。
POINT
メリット:多くの場合、無料でつかうことができ、勉強会をするには十分な設備がある。
デメリット:予約が取りにくかったり、場所が駅から離れていて集まりにくいことがしばしば。コミュニティセンターがある市や区に住んでいる人がいないと利用できない場合もあるので要確認。
Zoom / Skype
Zoom や Skype は簡単に無料でオンライン上での勉強会ができます。
コロナ禍である現在は、対面せずに勉強会ができるため、もっとも主流な方法と言えるでしょう。
自宅から任意の時間にアクセスすることで勉強会が行えるため忙しい人にはもってこいですし、遠方から参加者を募ることもできます。
Zoom であればホワイトボードのように使うことができる機能がついていますし、SkypeはSkype同士であれば無料で長時間通話が可能です。
難点としては対面での勉強会の方が Zoom や Skype よりも議論が進む点になります。
やはり一人ずつしか会話することができませんし、顔を映さないで行う勉強会は集中力がちぎれがちです。
Zoom のホワイトボード機能もいいのですが、やはり現実のホワイトボードのように使うことはなかなかできません。
参加者次第では合う合わないが顕著に出る勉強会の方法と言えます。
POINT
メリット:対面せずに勉強会を行うことができる。自宅からいつでもアクセスできるため、多忙な人におすすめの勉強会の方法。オンライン上なので遠方から参加者を募ることも可能。
デメリット:集中力を欠きやすく、対面の方が議論が進みやすい。Zoomのホワイトボード機能もやはり現実よりは使いにくい。
自宅
ある程度広い部屋に住んでいるなら、勉強会の会場を自分の家にする方法もあります。
自宅で行うことメリットとして一番大きいことは、自分の持っている参考文献ならいつでも参照できる点になります。
また家賃は別として、お金もかからず、百均などでホワイトボードを買えば設備に関しても十分な環境をつくることができます。
他人の目を気にすることなく、思う存分勉強会に集中することができると言えます。
しかしながら、自分の家なので友人はまだしも、外部の人間を呼びづらいことがまず第一に挙げられます。
またコンセントやWiFiなども自前になるので、それらを無償提供するのか、有償提供にするかも考える必要があると言えます。
勉強会で使う参考書を取り出しやすいとはいえ、他に誘惑となるものも多いので、集中力を欠く原因となる可能性もあります。
POINT
メリット:自分の家にある参考書であれば、必要な時にすぐ取り出すことができる。お金もかからず、ホワイトボードを調達すれば勉強会を行うのに十分な環境を作ることができるといえる。
デメリット:自分の家が会場となるため、外部の人間を呼びづらい。コンセントやWiFなども自前になる。誘惑になるものが合った場合、集中力を欠く原因になることも。
有料
ファミレス
ファミレスは一人の勉強で利用する人も多いでしょうが、そこまでの人数でなければ勉強会にも利用することができます。
大きいテーブルがあるためメモをとったり、レジュメに書き込んだりする作業に支障はありません。
とはいえ、ファミレスは家族連れや中高生が多くいるため、基本的に騒がしい場所であり、議論に集中できないこともありえます。
休憩時間に料理をつまんだり、ドリンクバーが利用できたりするのはメリットかもしれませんが、私個人としてはあまりおすすめしておりません。
とはいえ、どうしても場所がないときなどの最終手段として一応選択肢に入ると言えます。
もしファミレスで勉強会をするならば、コンセントやWiFiのある場所を選ぶようにするといいでしょう。
そして駅チカではなく、駅から少し離れた場所をねらってみると混雑が緩和される可能性があります。
ホワイトボードなどは持ち込めば利用することは不可能ではありませんが、周りの迷惑にならないようにくれぐれも注意するようにしましょう。
POINT
メリット:どこも場所がない場合の最終手段として利用可能。大きなテーブルがあるのでメモを取るには困らない。ドリンクバーなどが利用できるのは嬉しい点。
デメリット:基本的に騒がしい場所のため議論に集中できない可能性も。勉強会に必要な設備自体が不足する可能性が極めて高い。
カフェ
社会人の方で勉強会をしようと考えた際に、一番最初に候補となるのはカフェではないでしょうか。
室料に加えてワンドリンクのオーダーをお願いされるなど、通常のカフェ利用より値段はあがりますが、カフェの中に会議室がついている所もあります。
カフェ内の会議室には勉強会で必要な設備が一通り揃っており、勉強会をスムーズに行うことができるでしょう。
会議室を使わない場合でも、静かなカフェを避ければ勉強会自体は可能であるといえます。
しかしながら、会議室のないカフェの場合、テーブルが狭くメモが取りにくい場合が多く、また当たり前ですがホワイトボードもなく、コンセントの利用もできない場合がほとんどです。
それにカフェ自体の席数が少なかったり、他のお客さんが座っていたりと、大人数での勉強会には向いていません。
とはいえ、カフェを利用するのであれば、会議室が付いているところを選ぶのがおすすめです。
POINT
メリット:会議室付きのカフェもあり、勉強会の設備が一通り揃っている場合が多い。
デメリット:カフェの会議室は室料に加えてワンドリンクをオーダーしなければいけないことが多く、利用料がそこそこ高い。会議室のない普通のカフェはテーブルが狭くメモがとりにくく、勉強会に必要な設備がない。
貸し会議室(オススメ)
勉強会の場所でオススメなのが貸し会議室です。
その名の通り、会議室を借りて勉強会を行うことができるサービスになります。
ホワイトボードもありますし、コンセントも利用することができるなど勉強会に必要な設備が充実しています。
駅からアクセスしやすい距離にあるため参加メンバーも集まりやすいです。
いろいろなところにスペースが用意されているので、参加者次第で場所を変えてもいいかもしれません。
デメリットとしてはお金がかかってしまうことですが、そこまで大きな金額にはならず、大学生・大学院生でも使いやすい料金のところが多いです。
自分はよく スペースマーケット で会議室を探して利用しています。
「エリア」で場所を指定し、「ビジネス」から検索すると安く会議室を借りることができるので是非試してみてください。
POINT
メリット:勉強会のための設備が充実しており、また駅からのアクセスもいい。いろいろなところにスペースがあるため、参加者や人数によって場所を変えられるのも◎。
デメリット:そこまで高くはないが有料。
より有意義な勉強会のために
ここまで勉強会に使うことができる場所をご紹介してきました。
良い勉強会を行うには、優秀なメンバーを揃えるだけでなく、勉強会を滞りなく行えるだけの環境もまた重要になります。
今回ご紹介した7つの方法にはどれもメリット・デメリットがあるため、それらを参考にしてもらいながらそれぞれの勉強会に合う方法を見つけていただけたらと思います。
とはいえ、この中でどれがおすすめかと聞かれたなら、大学生なら大学の施設であり、社会人なら貸し会議室をおすすめします。
コロナ禍である昨今であれば、オンラインも視野に入れてみるとよいかもしれません。
いろいろな方法を模索してみて、より有意義な勉強会にしていってください。
今回は勉強会の場所について記事にしましたが、次は勉強会のレジュメの切り方について記事を書きたいと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました。