記事の内容
- 大学院入試での面接の対策法
- 事前の顔合わせについて
- 面接の服装について
大学院合格まで最後の一歩:面接
多くの場合、院試の大トリを飾るのが面接です。
方々から話を聞く限り、面接の前に大体の合否は決まっているとされます。
大学院入試で重きを置くのは、面接に先駆けて提出した論文だからであり、その出来/不出来でもう合格は決まっているのだとされます。
ですが、だからといって面接を疎かにしてはいけません。
面接の前に合格が決まっているというもあくまで噂の域を出ない話です。
面接に比重を置く研究科だって想定しえます。
また面接はある意味で教授と学生の相性を確かめることにつながります。
ここで悪い印象を与えてしまっては合格するものも合格しなくなってしまうのです。
したがって、この記事では大学院入試の面接で合格するための方法について私の経験を下にお伝えしていこうと思います。
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事前に教授との顔合わせは必須か
よく大学院に入る前に教授との「顔合わせ」が必要かどうかが話題に出ます。
顔合わせをしないと、いくら点数がよくても取ってくれないという話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
多くの場合、顔合わせが必須ということはありません。
というのも、私の大学院の友人に、教授と一度も顔合わせをせずに大学院に合格している人がいるからです。
とはいえ、顔合わせはしたほうがいいのも事実です。
なぜならば、先生によっては顔見知りじゃないと受け入れないという人がいない可能性も否定できないからです。
そうでなくとも、全く初対面の人よりも、ある程度知っている人の方が教授側も研究室に受け入れやすいからです。
教授も人間です。
大学院に入るということは、これから長い付き合いになる可能性があるということです。
あまり変な人や素行の悪い人を研究室に置きたくないと思うのは当たり前のことだと言えます。
したがって、できるなら自分が入りたい教授と顔合わせは済ませておいた方が良いといえます。
服装と準備
服装についてはスーツを着ていくのがベターとされています。
一応、大学院の入試であって公式の面接なのですから。
とはいえ、そこまで畏まらなくても大丈夫な場合も往々にしてあります。
またジャケットを羽織っていれば問題ない研究室もあります。
私の場合、東大も一橋も早稲田もジャケットを羽織って面接に臨みました。
この辺は研究室の色がありますので、先輩に聞けるなら聞いた方がいいですし、不安ならスーツを着ていくようにしましょう。
たかだか服装のことで先生に嫌われてしまうのももったいないことですからね。
面接で問われること
面接で問われることは論文の内容です。
その人の人となりに関してはほとんど質問されることはありません。
最初に教授の側から自分が書いた論文について講評をされる場合が多いです。
ここである程度肯定的な評価をもらえたのであれば、合格は限りなく近いと言えます。
続いて、論文の内容についての質疑応答に入ります。
相手はその分野のプロであり、圧倒的に知識量では負けていると考えて望みましょう。
その上で自分の論文の弱いところを事前に炙り出して、教授からの質問を予想しておきましょう。
できれば、誰かに自分の論文を読んでもらって質問をもらっておくと良いでしょう。
疑似的に面接の練習になります。
また大学院によっては面接のタイミングで語学の試験が行われる場合もあります。
私の場合、一橋大学の大学院入試で語学の試験が課されました。
語学は研究対象に関係する言語が選ばれ、面接中に紙を一枚渡されます。
この語学試験では、自分の研究対象に関する海外文献が選ばれることが多いです。
それを10分ほど黙読し、その後、教授の方から質問されます。
試験中に語学が課される場合はしっかりと自分の研究対象に関する海外文献を読み、定訳をしっかり当たっておくことが重要になります。
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最後に:面接に受かるために
教授が出す質問に臆することなく答えることができたら、あとは合格発表を待つだけです。
ここまできたらやることは、合格後に書類を提出することだけです。
だからこそ、最後の最後である面接に全力を注ぎましょう。
面接で1番重要なことは、自分が緊張しているということをしっかりと認識することです。
大学院への進学も人生の大きな岐路です。
緊張しない人間などいません。
大学院入試に来ている周りの人間も自分と同様、緊張しているに決まっています。
だからこそ、先に冷静になれた人が合格に一歩近づくのです。
冷静になるためには、まず自分が緊張していることを自覚しましょう。
そうすると自然と緊張がやわらいでいくものです。
ここまでくればもうラストスパートです。
最後の力を振り絞って頑張りましょう。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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